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労働運動の生き証人、イ・イルチェ先生永眠...厳かに告別式

「私たちが彼らを変える前に、私たちが彼らに変えられるな」

大邱=イ・サンウォン記者 2012.03.27 16:04

韓国近現代史社会主義運動と労働運動の生き証人だった故イ・イルチェ先生が 永眠した。

朴正煕軍部独裁時代に中央情報部が操作した『南朝鮮解放戦略党事件』で20年 の獄中生活をしたイ・イルチェ先生は、獄中生活の後遺症と老患で、長い間の 病院生活の末に3月24日に息をひきとった。

27日午前9時30分、先生の家族と古くからの友人、そして後輩など約80人が遺体 の安置所が用意された大邱医療院国花院で告別式を開いた。その後、11時から 先生が身を置いていた朝鮮労働組合全国評議会(全評)の旧事務室の前で路祭を 進めた。

この日の告別式に参加したイム・ソンヨル民主労総大邱本部本部長は追悼の辞 で「小説のような人生を生きられた先生」とし、「先生のように、人間解放、 労働解放、資本から自由になるための闘争を続けていく」と約束した。

▲故イ・イルチェ先生の主治医であったノ・テメン先生が追悼発言をしている。

また、先生の最後を見守ったノ・テメン大邱慶北人道主義実践医師協会前代表 は「完全に閉じないまぶたを閉じて差し上げたというその重さが、恐れを感じ る」と最後の主治医としての追悼辞を残した。

▲イ・イルチェ先生の遺影写真が葬儀場から出る。

その後、場所を変えて進められた路祭では、10月抗争遺族会チェ・ヨンヒ会長 が追悼の辞で「父を覚えているたった一人の先生」とし「まだ聞きたい言葉が とても多いのに、どうすればいいのか」と泣いた。

大邱進歩民衆共闘本のハム・チョロ共同代表は、「私たちが彼らを変える前に 私たちが彼らに変えられないようにしようと生前に先生がおっしゃった」とし 「先生のこの精神を私たちが受け継ごう」と述べ、先生の生前の精神を再確認した。

▲路祭に参加したあるおばあさんが献花をしている。

▲路祭を終えた参席者が追慕行進をしている。

一時間ほどの路祭は参席者の献花と追慕行進を最後に終わった。故人の埋葬地 は慶北漆谷郡の現大公園に用意された。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-28 02:38:08 / Last modified on 2012-03-28 02:38:08 Copyright: Default

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