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社会党、進歩新党と先合党に重心を置き足早な動き

党員懇談会進行...総選挙日程などにより既得権を捨てて合党を推進

キム・ヨンウク記者 2011.12.14 15:53

社会党が進歩新党とまず先に合党した後、党名、綱領、党憲などを決めるとい う方向で、進歩左派政党のロードマップを描くことになりそうだ。

社会党のアン・ヒョサン代表は12月12日、党員の皆様に差し上げる文で、 2013-14年までの進歩左派政党建設のためのロードマップとして進歩新党との 合党方式を2つ紹介した。

アン・ヒョサン代表は「経験の累積、新しい方向の摸索、他の政治勢力の整列 の中で今、左派は一つの枠組みを構成する可能性がでてきた」とし「進歩左派 政党を構成するために、新しい党名、綱領、党憲が必要で、社会党と進歩新党 だけではなく、さまざまな左派勢力の結集が必要だ」と明らかにした。

アン代表は、進歩左派政党建設のために、まず先に進歩新党と合党する必然性 を説明し、2種類の合党方式を説明した。一つは担当機関を構成し、党名と綱領、 党憲に合意した後、合党を決意する通常の『新設党統合』の方式で、もう一つ は、まず先に合党し、合併後に党内で党名、綱領、党憲を議論する方式だ。

アン・ヒョサン代表はこの文で、新設党統合の方式より先に進歩新党と合党した 後、合併した党内で党名と綱領を議論する方式に重さをのせた。

▲12月1日、進歩新党の洪世和代表が社会党アン・ヒョサン代表を来訪した。[出処:社会党]

アン・ヒョサン代表は、新設党統合方式は2つの問題があるという。アン代表は 「一つは時間的な問題」とし「私たちが選挙のために合党をするのではないが、 可能なら早い内に一つの党として総選挙を準備することが重要なのも事実」と 説明した。また「二つの党という仕切りを持ったまま党名、綱領、党憲を討論 して確定すると、政党基層のエネルギーを動員できないのは不可避で、上層を 中心とする議論になったり、あるいは反対に拡散する議論になる可能性が高い」 と問題を強調した。

だが先合党の方式は、長所を強調した。アン代表は「この方式が持つ利点は、 早い内に民主的で整然とした討論により、新しい党名、綱領、党憲を確定して 総選挙などの政治日程を突破できること」とし「もちろんそのためには両党の 構成員が一つの党の同等な構成員として一緒にする意志が必要だ」と説明した。

アン・ヒョサン代表はまた「両党が明言した価値と原則への信頼に基礎として、 早い内に合党し、その後、総選挙の前までに内容的に『創党』に準じる過程を 一つの党の中で踏む」と説明した。政党法上の形式から見れば『吸収合党』と 似ているが、政治的には左派勢力の結集のために社会党が既得権を捨てるという メッセージに読める。

「早い内に創党するという意味」

社会党のチョ・ヨングォン報道担当者は、アン・ヒョサン代表の文が「合党の 方式を決定したのではなく、地域別の党員懇談会を前に、党員との討論を念頭 に置いて書いた文」としつつ、先合党に重心をかけたことを否定しなかった。

チョ・ヨングォン担当者は「地域別懇談会で2つの方式について意見の収斂をす る計画」とし「党員との間隙が多く、指導部と党員懇談会で互いの間隙を狭め て行く計画」と明らかにした。

また「創党という手続きは信頼関係が基礎になる」とし「全体のいきさつから、 二党が足早く動き、早い内に創党するという政治的な意味と解釈してほしい」 と説明した。

社会党の指導部が先合党に重心をかけたのは、1月15日に統合進歩党が創党大会 を控えているのとともに、総選挙の予備候補登録や総選挙の日程を考慮して、 現実的に合党の速度をつけるためと見られる。社会党は、今週末に進歩新党の 全国委員会で進歩左派政党の輪郭が出てくれば、進歩新党と歩調を合わせて行 く計画だ。

一方、12月1日、進歩新党の洪世和(ホン・セファ)代表はアン・ヒョサン代表を 訪問した。この席で両党は「進歩左派勢力が一つの政党を建設できるように、 積極的に努力する」と合意した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-12-15 01:17:49 / Last modified on 2011-12-15 01:17:52 Copyright: Default

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