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「国連は韓国の特殊状況を理解していない」

ハンナラ、国連の人権委独立性保障の書簡に「遺憾」

キム・サムグォン記者 quanny@jinbo.net / 2008年01月21日15時03分

国家人権委員会を大統領直属の機構にしようとしている大統領職引継ぎ委員会 の方案をめぐる議論が高まっている。国連人権高等弁務官まで乗り出して人権 委の独立的な地位の保障を勧告しているなかで、ハンナラ党は計画のとおり人 権委の組織改編を強行する態勢だ。

国連のルイーズ・アーバー人権高等弁務官は、最近業務引継ぎ委員会に送った 書簡で「人権委の国際的地位に否定的な影響を及ぼしかねず、国内的な地位も 弱まる」とし「人権委の独立性に影響を与えかねない計画を再検討しろ」と要 請した。

国連人権高等弁務官室が人権委の独立的地位保障問題を議論したことに対して ハンナラ党のパク・ヒョンジュン報道官は1月21日、「なぜ業務引継ぎ委員会が 人権委を組織改編するのかの意図を正確に読めていない」と指摘した。

パク・ヒョンジュン「業務遂行上の独立性が保障されれば良い」

それと共に彼はルイーズ・アーバー弁務官の書簡に対して「人権委の独立性を 害してはならないという極めて常識的な水準の内容の書簡を韓国政府に送って きたのは、韓国の特殊状況に対する理解が多少欠如しているようだ」と迂回的 に遺憾の意を明らかにした。

朴スポークスマンは続いて「今後、人権委の機能が実質的に運営されるように、 政治的にバランスの取れた合理的な運営のために、業務遂行上の独立性さえ 保障されれば、組織の法的地位は問題ではない」とルイーズ・アーバー弁務官 の勧告を一蹴した。

朴スポークスマンは人権委に対しても「過度に権力層のコードに合わせ、人類 の普遍的な人権の概念を実践する役割より、政権の侍女役に忠実だった」とし 「国連に上程された対北朝鮮人権決議案に韓国政府が棄権したりあい昧な態度 を取って傍観し、政権の親北朝鮮路線に誠実に従った罪がある」と猛非難した。

一方、大統合民主新党のキム・ヒョソク院内代表はこの日、最高委員会議で 「過去にハンナラ党所属委員全員の名で人権委の独立性を主張した法案を提出 した」とし「それでも今になって業務引継ぎ委員会がこうするのは理解できない」 と指摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-01-22 12:26:50 / Last modified on 2008-01-22 12:26:51 Copyright: Default

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