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移住労働者へのMERS予防規則遵守は誰が知らせる?

MERSホットライン、外国人人員支援センター案内...「移住労働者の接近難しい」

キム・ギュヒョン記者 2015.06.24 18:57

「少し韓国語できます。 MERS? よく知りません。 MERS? 聞いたことがありません。」

大邱城西産業団地、昼休みに合わせてインドネシア移住民シェルターに来たある移住労働者はこう話した。 MERSが流行してすでに1か月、誰も彼にMERSに対して説明しなかったのか。

韓国にきてから4年になる彼は、まだ韓国語がよくできなかった。 高い熱が出て、風邪のように流行する病気だと説明すると、 「知りません、すみません」と答えた。 インドネシアから来た他の移住労働者2人も、MERSについて全く知らなかった。 今、韓国で流行している病気だと説明し、手をよく洗わなければならないといった。 彼は「ああ、ありがとう」と答えた。

この日、城西産業団地で会った移住労働者のうち、MERSについて知っている人はたった1人だった。 近くの臥龍市場でアジア地域の菓子などを売る商店の主人だった。 ベトナムから来た彼は「お客さんがMERSが流行していると言って、みんなマスクをして気を付けろと言われたので知った」とし 「MERSについてよく知らないで、気を付けろと言われても不安だ。 私は主人なのでマスクをすれば見かけが悪いのでしない」と話した。

▲大邱外国人人員支援センターMERS予防規則遵守公示事項の一部.

移住労働者たちは、MERSに対して何の案内も受けなかったのだろうか。 城西産業団地など、達西区を管轄する西部雇用センターに行ってみた。 西部雇用センターは入口ですべての訪問客に体温チェックをしていた。 ここは仕事場を探す移住労働者らがよく来る。

体温チェックを終えてきたフィリピン移住労働者に 「MERSという今韓国で流行している病気を聞いたことがあるか」と尋ねた。 やはり「知らない」という返事が戻った。

城西工団労組相談所のキム・ヨンチョル所長は 「MERSホットラインに電話すれば十数か国の言語で案内しているが、 その番号そのものが広報されていなかった。 移住労働者が(MERS関連情報に)接近すること自体が事実難しい」と話した。

大邱移住女性人権センターのカン・ヘスク代表は 「うちのセンターでは自主的にMERSについて案内した。 MERSについては移住民だけでなく、韓国人も正確に知らないので同じ立場ではあるが、 言葉が通じないからさらに不安に思うのは事実だ」とし 「法務部が11の言語で作ったMERS予防ポスターを送り、昨日受け取った。 手遅れにしてもあまりに手遅れだ」と指摘した。

現在、外国人人員支援センター、産業人員工団では各国の言語でMERS予防規則遵守を配布している。 大邱外国人人員支援センターは、 ネパール語、インドネシア語など14か国の言語でMERS予防規則遵守を案内している。 しかし、センターのホームページに接続しなかったり、 センターを訪問しなければ移住労働者がMERSに対する情報を得ることは難しいようだ。

大邱外国人人員支援センター相談チームの関係者は 「センターの案内文で案内している。 すべての事業場に案内文を出せていないが、 カカオトーク、FaceBook等を通じ、MERSについて話している」と話した。

付記
キム・ギュヒョン記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-06-25 16:00:43 / Last modified on 2015-06-25 16:00:44 Copyright: Default

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