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英国労総、男性主義終わる

準備された労働活動家オグレディ、初の女性書記局長

イ・ジョンホ記者 2012.11.08 10:47

男性中心の英国労働運動が終末を告げた。144年の歴史を誇る英国労総(TUC)が 初めて女性の書記局長を輩出した。フランセス・オグレディ(52)書記局長は、 54労組650万人の労働者を代表する英国労総の最高指導者になった。

ガーディアンは、オグレディの書記局長任命について「彼女が女性だからではなく 立派でよく訓練された労働活動家なので、労働運動の新しい歴史を作るだろう」と 期待した。これまで英国労総は、白人男性中心の陳腐な運動と卑下されてきた。

オグレディは1989年に運輸一般労組(TGWU)で労組活動を始め、最低賃金導入を 主導し、1994年には労総に移って短時間労働者の権利と低賃金解決運動に力を 注いだ。1997年から新しい労組運動に力を入れ、労総の中に『オルグ学校』を 設立して、2003年に初の女性事務副総長になった。言論は、オグレディは有能 なネゴシエーターであり、優れた大衆演説家だと説明した。

英国の労働市場は伝統的に男性中心だった。1975年には経済活動参加率で男性 が90%だったが女性は60%に過ぎなかった。しかし2006年にこの割合は男性79%、 女性70%に狭まった。経済活動に参加する女性の約半分がパートタイム労働者だ。

特定雇用に女性が集中する性別分離現象も目立っていた。女性の雇用は福祉、 養育、サービスの領域に集中している。

女性の雇用のほとんどが低賃金だ。フルタイム賃金は男性より17.1%ほど低いが パートタイムではその格差は38.4%になった。

この30年間、英国の労働運動は全般的に萎縮した。英国労総は1979年に1200万人 だった組合員が、2010年には650万人と半分ほどに減った(本誌10月10日付11面 トップ記事)。同じ期間に労組の組織率も55%から28%に下がった。特に民間部門の 組織率は16.1%まで下がった。しかし公共部門は相変らず59%を維持している。 教育部門を除くすべての産業で組織率が下がった。

労総の内部でも多くの変化があった。2010年、女性組合員の割合が半分を越え る54.5%になり、男性を凌いだ。しかし女性組合員の分布はそうではない。公共 労組のユニソンの女性組合員は77%もいる。教師労組(NUT)は76%、講師労組 (ATL) 73%、小学教師労組(NASUWT) 68%が女性組合員だ。このうち、講師労組と 小学教師労組は女性書記局長が指導している。

こうした女性組合員の成長にもかかわらず、労総内の執行委員で女性は2005年 より下がった。若年層の労組加入率はせいぜい9.6%に過ぎない。

オグレディ書記局長は「緑色、公共性、児童保護のために、危機の根源を探して 改革する」と述べた。(記事提携=蔚山ジャーナル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-11-08 19:25:26 / Last modified on 2012-11-08 19:25:26 Copyright: Default

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