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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メール ニュース >>             2025.6.27
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】売れ行き良好書のご案内
 
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【1】注目の記事

■2025参院選 私たちの選択肢

6月22日に通常国会が閉幕した。政治の動きは一気に、7月20日投開票予定
の参議院選挙に向かう。自民党・公明党の少数与党転落という新たな政治状況
の下で期待された「選択的夫婦別姓制度」や冤罪被害に苦しむ人を救う「再審
法改正」は実現せず、その一方で学問の自由を脅かす危険性がある「日本学術
会議の法人化」や、政府が通信情報を取得することに対し、憲法が保障する「通
信の自由」が侵害されないか懸念される「能動的サイバー防御」が動き出すこ
とになった。世論の声に耳を貸さない与党と、テーマごとに与党と手を組んだ
(一部)野党の責任は大きい。政治はいま、本当にやるべきことをやっている
のか。社会的弱者の存在は、本当に政治家たちの視野に入っているのか。そし
て、私たちは、どのような観点から新しい政治への選択肢を選べばよいのか。
さまざまな観点から「参院選で問われること」を考える。

●有力になる二つの流れ
危機要因を解消するための責任ある政治を誰が担うか
木下ちがや

安倍晋三政権が作り出した政治枠組みが崩れ、各政党の支持率がめまぐるしく
変化している。昨年の衆議院選挙からの動きを分析、今後の流れを展望する。

●遅すぎる「氷河期世代」対策
社会保障制度の抜本的見直しを
雨宮処凛

参院選を前に石破茂政権は、「就職氷河期世代」の支援策を打ち出した。40代
から50代前半にあたるこの世代は1700万人とも2000万人とも言われ、有権
者の約6 分の1 を占める。「大票田」となるこの世代の課題は多岐にわたる。
実情を踏まえ、目先の安易な政策ではなく、長期的な視点で改革を進めていか
なければならない。抜本的な社会保障制度の見直しが求められる。

●自民党「2024年衆院選公約」はどうなったのか
実現できたのは二つだけ
佐藤和雄

「公約」とは「おおやけに約束すること。特に選挙のとき、政党・候補者など
が人々に政策の実行などを約束すること」(『明鏡国語辞典』)。参院選前にこそ
確かめてみたいのは昨年の衆院選での自民党の公約、特に「政治とカネ」に関
する約束だ。調べてみると驚くべき現状が明らかになった。

●農政、「小泉狂騒曲」にだまされるな
コメと地域コミュニティーを守る明確なメッセージを
鈴木宣弘

日本の食料自給率は種や肥料の自給率も考慮すると38%どころか最悪10%あ
るかないか。海外からの物流が停止したら世界で最も餓死者が出るのが日本と
の試算もある。国際情勢は、お金を出せばいつでも食料が輸入できる時代の終
わりを告げている。かたや、日本の農家の平均年齢は69歳。あと10年どころ
か5年で日本の農業・農村の多くが崩壊しかねない。

●結局「引き下げ問題」はどうなるのか?
今ここでこそ問い直されるべき「消費税」の本質
荻原博子

参院選の大きな焦点となっているのが消費税。生活へのプラスメリットを考え
引き下げを主張する積極派と財政への悪影響を案じる慎重派の間で激しい議論
が展開中だが、選挙において真に問われるべき点はどこにあるのか。

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【2】編集長コラム

イラク攻撃

 6月22日、米国がイランの核施設を攻撃した。2003年のイラク侵攻の
ときでさえ、公式には大量破壊兵器の隠蔽が国連決議違反だとされたが、今回
は何の根拠も示されていない。イラクでは結局、大量破壊兵器は確認されなか
った。今回も早尾貴紀さんが書いているように、米国の国家情報長官はイラン
の核兵器製造はないと報告している。

 米国は1964年、共産主義勢力の拡大を恐れ、北ベトナムを挑発して戦争
に介入していった(トンキン湾事件)。そして戦争に敗れ、その後米国社会は大
きな負の遺産を背負うことになった。この事実を忘れてしまったのか。

 今年も沖縄戦から80年の「慰霊の日」を迎え、早朝から遺族らが祈る様子
が報じられた。歴史を忘れるということは同じことをくり返すのだと、米国が
示している。なお今号は「2025年参院選」特集もあったため、「沖縄の記憶
を継ぐ」後半は次号で掲載する。(吉田亮子)

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【3】次号予告

★次号予告:2025年7月4日(第1527)号

【特集 2025参院選】
●抜本的な政治改革は選挙制度変更|政治学者・大山礼子×佐高信

【戦後80年 沖縄の記憶を継ぐ】
●「史実と向き合い、想像力を働かせる」小説家・豊永浩平×「あなたの沖縄」
主宰・西由良対談
●井上ひさしの遺志継ぐ舞台を沖縄で映画化 『木の上の軍隊』平一紘監督に
聞く|中村富美子
●映像作家・山城知佳子 誌上写真展
●沖縄戦と向き合う書籍紹介(ボーダーイング選)

【教育】
●中央教育審議会の部会で制度見直し発言 教員免許取得の必修科目から憲法
が外される?|吉永磨美

【再開発】
●きっかけは「小泉・竹中」路線だった? 「新自由主義」下で歪められた“官
民一体のまちづくり”|吉永磨美

【台湾】
●アジア初の原発ゼロ達成 アジアの連帯で「原発も核もない世界」目指す|
文・藍原寛子、写真・豊田直巳

【好評連載】
●風速計 参政党躍進と背後にある人々の「不安」|雨宮処凛
●新・安全保障論 米軍、イラン核施設空爆 停戦合意も予断許さず|半田滋
●“日の丸ヤミ金”奨学金 親が勝手に借り、子に取り立て(1)|三宅勝久
●メディアウオッチ 田原俊彦氏の言動を「セクシュアルハラスメント」と報
じない全国紙|太田啓子
●新・買ってはいけない「はちみつ紅茶」|沢木みずほ
●くらし 被災者支援のしくみを問い直した大災害時代の新制度|内藤眞弓 
 
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【4】売れ行き良好書のご案内 

★増補版 ひとめでわかるのんではいけない薬大事典

浜六郎 著  2750円(税込) 四六判並製・448頁

その薬は本当に必要ですか?

医師として薬害と闘い続ける著者が、さまざまな薬の危険度と効用を分析して
解説する。
ベストセラー『新版のんではいけない薬』の後継本で2017年発行の『ひとめ
でわかるのんではいけない薬大事典』を増ページ、大幅改訂して新版化。
(2024年5月刊)

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