「もう諦めない、黙っているのはやめる」ラサール石井が参院選出馬会見 | |
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6月30日午後1時すぎ、参院議員会館101号室は会場いっぱいの報道陣でごった返した。ざっと数えただけで60人以上はいる。大手テレビ局から、ユーチューバーまでカメラやメモ帳を手にした人々が、興奮ぎみに「ラサール石井」の参院選立候補発表会見を待っていた。「社民党がこれほど注目されることはなかったな」と周辺からささやく声が聞こえてきた。 午後2時から会見が始まった。福島みずほ党首が挨拶したあと、すぐにラサール石井が語りだした。「少し長くなるかもしれません。でも私の思いを聞いてください」と口火を切った。訥々とした語り口だが、決意にみちた熱い言葉が続いた。 「このままではナチズムと同じ社会になってしまう。もう諦めるのはやめた。黙っているのはやめた。発言していくことにした」「孤軍奮闘している福島みずほさんを尊敬している。社民党は存続の危機にあるがなくなってはいけない。護憲・労働の社民党がなくなったら国のタガが外れる」。 質疑に移ると次から次に手が上がり、記者とのやりとりが続いた。その中で具体的なことが明らかになる。社民党に入党したのは5月20日とのことだった。「現在69歳で、年齢的にも最後のチャンス。普通は妻はやめろというが、うちの場合は妻が背中を押してくれた。“あなたの違ったものがみたい”と」 「私の嫌いな言葉は、“現実は甘くない”という言葉。その言葉で理想を掲げることを躊躇させてしまう。理想主義は“お花畑”とよく言われるが、お花畑のどこが悪いのか、お花畑をつくるのにも肥料をやったり大変なのだ」「私はかつて日本にあった風景。ただ道を歩いているだけで笑顔が浮かんでくる。そんな社会を取り戻したい」。ラサール石井のキャッチコピーは、「あなたが笑顔で暮らせる国を!」である。 1時間余に及ぶ会見中継は反響を広げている。ネットからは「コメディアン的な軽さはなく、ずっしりといぶし銀のような人だ。ラサールの語りに、まだ活気と温かさがあった頃の、古き良き日本を感じてしまった」と寄せられた。6月29日のNHK日曜討論で、社民党大椿ゆうこ副党首は「軍事費を減らせ。ミサイルよりメシを」と明確に主張した。「戦争をさせない、排外主義と闘う、平和憲法を守る、人権を守る、原発の稼働を認めない」、そんなスジを通す社民党だが、今度の参院選で2%をとれなければ政党要件を失う。 会見で、福島党首が手にしたプラカードは「社民党 Reboot 2025」だった。社民党自身が「再起動」して変わることが強調されていた。「崖っぷち」に立たされている社民党。ラサール石井がその救世主になるのか、7月3日公示の参院選が大いに注目される。(M) *参考 その他の社民党比例候補 Created by staff01. Last modified on 2025-07-01 14:26:46 Copyright: Default |