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安倍晋三・岸信介両氏と統一教会・ハンギョレ新聞が報じた「腐れ縁」

2022年07月13日 | 事件と政治・社会・メディア
   

 「安倍晋三氏銃撃事件」(8日)の背景に、安倍氏と統一教会(2015年に世界平和統一家庭連合に改称)の関係があることが明らかになっていますが、山上徹也容疑者はさらに、「(統一教会を韓国から日本へ)招き入れたのが(安倍氏の祖父の)岸信介元首相。だから安倍氏を殺した」と話している(12日付琉球新報=共同、カッコは私)といいます。

 同記事は、「岸氏が教団を日本に招き入れたとの根拠は不明」としていますが、韓国のハンギョレ新聞(日本語デジタル版)は12日、「安倍元首相は「統一教会」の映像になぜ登場したのか…教主と日本右翼との腐れ縁」と題した解説記事を掲載しました。要点を抜粋します(写真左も同紙より。太字は私)。

< 安倍元首相が統一教会の行事に映像を送ったのは、統一教会が古くから日本の右翼政治勢力と結んできた関係のためだとみられる。統一教会の文鮮明(ムン・ソンミョン、1920〜2012)教主は、1968年4月に日本で国際勝共連合を創設して以来、日本の右翼政治家と密接な関係を築いてきたという。安倍元首相の母方の祖父であり自民党内の極右派だった岸信介元首相が、1970年4月に日本の統一教会を訪問していることからも、それが確認できる。それ以降、岸元首相は1970年代、自民党によるスパイ防止法制定などの反共立法過程で、財政支援と世論形成のために国際勝共連合を積極的に活用したという。>

< 全国霊感商法対策弁護士連絡会(統一教会の被害対策に取り組む弁護士の連合組織)の会長で、著書『検証・統一協会=家庭連合』で統一教会の実体を暴露した山口広弁護士は、2017年の韓国CBSとのインタビューで、統一教会の自民党内における政治勢力化を助けた中心人物として、岸信介A級戦犯容疑者だった笹川良一元衆議院議員の名をあげた。山口弁護士は「統一教会の政治勢力化は安倍晋三首相の祖父である岸信介元首相の時から始まり、笹川良一が橋渡しの役割を果たした」とし「保守政権下で統一教会=勝共連合の力を利用して対北朝鮮政策や反共運動を繰り広げてきたが、日本の政治家には若い選挙運動員や党員がほとんどいないため、統一教会が組織的に金と運動員を送ってくることを拒否はできなかっただろう」と述べている。>

< 日本の統一教会は、主に訪問販売による「霊感商法」で資金を集めた。超自然的な霊力があると主張する印鑑、花瓶、装飾品、多宝塔や釈迦塔の模型、木柱、高麗人参エキスなどを販売した。統一教会の販売行為によって被害者が続出したことで、日本では300人あまりの弁護士が霊感商法対策弁護士連絡会を結成し、被害例の調査と救済に取り組んだ。>

 岸信介氏と深い関係にあった統一教会=国際勝共連合は、自民党内右派勢力を育成し、また反動法案強行の世論をつくる実働部隊となったのです。

 資金集めについて、同連合の田中富広会長は11日の記者会見で、「霊感商法」や「高額献金」は過去の話だとし、2009年以降そのようなことはないと言いました。しかし、それは事実に反します。

「被害者救済に取り組む勝俣彰仁弁護士は「現在も高額な献金を要求されるなどの被害相談は多い」と話す。弁護士連絡会によると、規制が強化された物品販売に代わり、「浄罪」などとして金品を要求する手法が増えている。統一家庭連合に関係する昨年の被害額は約3億3千万円だったという」(12日付沖縄タイムス=共同)

 被害が多発している統一家庭連合の集会に安倍氏がビデオメッセージを送っていたことは、その資金集めの広告塔の役目を安倍氏が果たしていたことになり、責任は免れません。

 今回の事件の底流に、こうした統一教会・家庭連合と安倍氏、そして祖父の岸信介元首相らとの「腐れ縁」があることは否定できません。さらに全容を究明する必要があります。

Created by sasaki. Last modified on 2022-07-13 07:42:33 Copyright: Default

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