「世界難民の日」企画・集会 入管の人命軽視を問う〜なぜ人が死んでも責任を取らないのか | |||||||
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2017年6月18日、秋葉原の万世橋区民館にて開催された集会は、かねてから問題にされている法務省入国管理局収容所における収容者の非人間的な扱いをあらためて社会に提起すると同時に、今年の3月、東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容中のベトナム人のグエンさんが、くも膜下出血で亡くなられたことについて、入管センターに対して無責任な対応を追及しグエンさんの死亡の経緯を調査し公表させること。そして、当時の所長、北村晃彦 氏の人道的責任を取らせて免職を要求すること。さらに、このような「死亡または心身の障碍を引き起こすかも知れない」一切の行為(収容を含む)をやめさせることを訴えかけていくキャンペーン活動の一環として行われた。 集会の前段は、入管の非人道的処遇によって収容中に不幸にも命を落とされたグエンさんについて、法律家の立場から高橋ひろみ弁護士が入管収容所の医療問題について解説した。そのなかで高橋氏は、「入管は被収容者処遇規則における<傷病者の処置>に関する第30条1項・2項をまったく守っていない」と延べ、「1項の『病状により適当な措置を講じなければならない』とあるが、入管職員が痛み止めの薬を与えるばかりで、医師の診断による適切な処方薬を与えていない為に症状が悪化するケースが多い」など、投薬の問題点を指摘した。また、被収容者が健康を害し、医師の診療を入管職員に求めようにも、そのために必要な「申請書」をもらえない場合もあり、運よく申請できても週末の金曜日に申請したら、翌週の月曜日まで診療は待たなければならないのだ。もし、これが重篤な患者だったら致命的な状態で「放置」されることになる。まさに、見殺し状態なのだ。 この様な処遇で、グエンさんだけでなく実際に多くの被収容者の死亡事例が上げられている。
●法務省への申し入れ行動 2017.6.20 法務省前 (地下鉄・霞ヶ関駅より徒歩3分) <主催>SYI 収容者友人有志一同 Created by staff01. Last modified on 2017-06-19 00:12:06 Copyright: Default |