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非正規売店員がストライキ決行!〜東京メトロ本社前に怒りの280人

 非正規労働者は同情されたり救済されるのではなく、勇気をもって自分の足で立ち上がり権利を勝ち取っていける――東京メトロ売店の非正規販売員の女性たちがこんな思いを胸に、5月1日のメ―デ―にふたたびストライキを決行した。同時に、全国の非正規労働者に率先して、改正労働契約法の20条違反だとして東京地裁に雇用主の東京メトロコマース社を提訴した。この日、日比谷や代々木で労働組合がメーデーの式典を開催した後、280名の仲間が、東京・上野にある親会社の東京メトロ本社前に結集した。


   集会では、全国一般東京東部労組メトロコマース支部の5名の組合員が、それぞれストと裁判への決意を語った。組合員は全員60歳以上。65歳定年制と労働条件の差別撤廃を求めてこの間、会社と団交を重ねてきた。正社員との労働条件には格段の差がありながら、会社はそれでも定年だけは同じ制度を強要してくる。昨年は、はじめてのストライキで65歳になる組合員の雇用延長を勝ち取った。

 定年退職を迎える正社員には、ホテルでのパーティーを開き、感謝状と粗品に加えて数万円の旅行券などが送られる。一方で、10年働いてもメトロレディースなど非正規従業員には、退職金が一円も出ないどころか「ごくろうさまでした」とのねぎらいの言葉もない。昨年、雇用延長を勝ち取った瀬沼京子さんは「どこでも会社を底辺で支えているのは非正規労働者。すべての非正規労働者の怒りと憎しみを叩きつけるべく、がんばって権利を勝ち取っていきたい」と裁判勝利への決意を語った。この日、瀬沼さんと、3月に定年退職を強要された加納一美さんは、仲間から花を贈呈された(写真下)。花言葉は、「強く、気高く、いつまでも強い」だという。

 メトロコマース支部組合員は、自分たちの職務や責任が正社員と同様であるにもかかわらず、賃金や待遇に格差があるとして損害賠償およそ4200万円と格差是正を求めている。

 メトロコマースの親会社である東京メトロ社の株主は、政府と東京都。公的な会社とも言える機関で、こういった差別的待遇がまかりとおっていることに対して、弁護団の滝沢香さん(写真上)は「2020年には、オリンピックが開催される国際都市であるならば、世界のスタンダードとなっている同一価値労働同一賃金を足元で守れなくてどうする。東京メトロは、世界的に恥ずかしい真似はできないと、子会社に言うべきだ」と訴えた。

 東部労組の菅野存委員長は、「『あなたたちと正社員は役割と責任が違う』と会社は団交で繰り返しているが、『あなたたちは契約社員だから/非正規労働者だから』という言葉自体が差別。こういう言葉が出ないようになるまで闘わなければいけない。差別撤廃を自らの手で勝ち取っていこう」と、すべての非正規労働者の連帯を求めた。(松元ちえ)

 *写真=shinya・松元ちえ

動画(売店員の訴え 7分)

↓99%のさまざまな人たちが集まった

↓連帯の挨拶「郵政も65歳雇い止めとたたかっている。一緒に頑張ろう」(須藤・郵政産業ユニオン書記長)

↓メトロ売店をテーマにした演劇「ちいさなお店」の紹介。文化のたたかい広がる

↓怒りのシュプレヒコール

↓最後は「がんばろう」を全員で合唱


Created by staff01. Last modified on 2014-05-03 18:21:40 Copyright: Default

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