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LNJ Logo 拡がる支援の輪〜河原井純子の北陸行脚
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*河原井純子さんは今年の卒業式の「君が代不起立」で3ヶ月の停職処分を受けた。その期間、全国行脚を続けている。以下は北陸行脚の報告。

――――――――――――――――――――――

富山のIです。
河原井さんの北陸行脚が無事終了しました。
以下、ご報告します。

6月20日〜25日まで、君が代不起立で3ヶ月の停職処分中の 都立養護学校教員の河原井純子さんをお迎えしての上映会・交流 会が北陸各地で盛況のうちに終了しました。河原井さんは、連日の各地の「君が代不起立」上映会・交流会をとてもパワフルにこなされました。

 20日(水)福井市内での懇談会に10人、21日(木)石川県加賀市での交流会に40人参加されました。
 22日(金)に富山県内入りして25日まで県内各地で上映会と交流会をもちました。

 富山県内では、22日(金)富山市大沢野の「はぐれ雲」(ニートなどの社会復帰を支援している共同生活寮)の交流会では7人、23日(土)富山市・サンフォルテには40人、夜の富山市・自治労会館には30人、24日(日)黒部市・コラーレでの講演会では100名ほどの参加者に15分間ほど河原井さんのアピールがあり、夕方からの魚津市・おらだん会館の上映会・交流会には、14名が参加されました。25日(月)午後のNPO法人・文福(富山市)では「障害者」の方々と交流されました。参加者は15人でした。夜の氷見市内の上映会・交流会には、70名ほど参加され、こちらもとても盛況でした。

教育労働者はじめとした労働者、宗教者、「障害者」、在日の人たち、たくさんの方が上映会・交流会に参加されました。

 上映会・交流会参加者からは、「6月末で退職を申し込むと、退職金が割り増しになる、ということで退職も考えていたが、もういちど教員として頑張ってみよう、という気になった」(50代教員)、「すごい人がたたかいをやっている、ではなくて、 普通にすごいことをやっている、そこのすごさを学びたい」(60代男性)「かつて解雇撤回闘争や門前就労闘争もやったが、その記憶がよみがえった」(50代男性)などの感想が寄せられました。また、河原井さんからは、「北陸での交流会はとても味わい深いものでした」との感想が寄せられました。

<23日サンフォルテでの河原井さんのアピールの抜粋>
「(停職処分受けている)河原井、根津の特定の問題ではない、私たち一人ひとりに関わっている問題である、ということをこの間確認できている。このことがとてもうれしい。」
「私が教員生活で大切にしてきたことは、(1)イエス・ノーをはっきり言おう、いやなこ とは、いや、このことを大切にしてきた、(2)「女らしく」とか「男らしく」ということが大切なことではなく、「自分らしく生きてゆくこと」が大切ということ。この二つのメッセージをもって、10・23通達に全身でノーでした。けっして特別なことではなくて、素朴、普段着の不起立です。君が代解雇を阻止していきたい。」
「(1)処分ではなく対話を。アリがアリを呼んで、アリの隊列が都教委を動かす。(2)不起立・不服従は教員の職責です。」
「2003年には、七生養護学校にいた。都教委は、そこで、実践されていた性教育を 一方的に過激だ、不適切だということで、攻撃してきた」
「『茶色の朝』という絵本の中の状況は、今の東京の状況と似ている」

【※註:『茶色の朝』(大月書店)という絵本は、黙っているといつのまにか、「茶色」の色だけが許される世の中、つまりファシズム、全体主義、戦争への道に転落してしまう、という恐ろしさを描いた現代の寓話。】

<23日自治労とやま会館での河原井さんの発言の紹介>
「私たち一人ひとりが職場や地域で何かできることを始めよう」
「がんばらない、あきらめない、たのしみたい、つながりたい」
「戦争は教室から始まる。歴史的にも現実的にもそうだった。でも平和思想も変革も教室からはじまる」
「(「日の丸・君が代」強制の狙いは)言うとおりになる教員がほしい、国家の言う通りの教員、子どもをつくる、国家の思う方向に邁進するため、自治労や日教組つぶし」

■河原井さんの全国行脚の同行者■

●のぼり:「処分ではなく対話を」「不起立・不服従は教員の職責」と書かれている。
●バンフレット: 「茶色の朝」を迎えないために(発行:ピースネット)
●DVD「君が代不起立」
●チラシ:河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会の会員募集


Created by staff01. Last modified on 2007-06-29 11:01:42 Copyright: Default

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