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ウカマウ集団60年の全軌跡――富山全作品上映(10/3-10/5) | ||||||
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2025/10/03 ウカマウ集団60年の全軌跡――富山全作品上映(10/3-10/5)ウカマウ集団60年の全軌跡――富山全作品上映会期: 2025年10月3日(金)〜10月5日(日) 会場: ハイビジョンシアター(オーバードホール・大ホール1階)富山県富山市牛島町9−28 アクセス | AUBADE HALL 料金:一般 1,600円 / 25歳以下 1,000円 / 3回券 3,300円 主催: カルトブランシュ 企画:福島亮・村田はるせ・エスポラキスタジオ お問い合わせ: esporaquistudio@gmail.com 企画趣旨 2025年は、南米ボリビアの映画制作集団「ウカマウ集団(Grupo Ukamau)」がその活動を開始してから60年、ウカマウ集団が日本の太田昌国(シネマテーク・インディアス)らと協働関係をもってから50年、そしてボリビア独立200年の節目の年です。本上映会は、その記念すべき年を祝い、ウカマウ集団がこれまでに制作してきた長篇・短篇映画を一挙に紹介します。この企画は、2025年4月26日から5月23日まで東京K'sシネマから開始した「ウカマウ集団」巡回上映の一部をなします。富山でウカマウ集団の作品が全作上映されるのは、これが初の試みです。富山という地域から、ラテンアメリカの映画的実践・抵抗の歴史を見つめ直し、映像による表現と言語・文化・政治との関係を再考する機会とすることを目指します。 ウカマウ集団とは ウカマウ集団は、1960年代半ばからボリビアを拠点に、映画制作・上映・配給活動に携わって きた映画集団です。その名前は、1966年に発表された最初の長篇映画『ウカマウ』の題名に由来 します。「ウカマウ」とは、ボリビアの先住民族アイマラ人の言語にある表現で、「そんなふうな ことだ」といった意味です。 ウカマウ集団を立ち上げたメンバーのひとりは、監督ホルヘ・サンヒネス(Jorge Sanjinés Aramayo, 1936–)です。サンヒネスは、白人エリート層の出身でありながら、ボリビア社会の半数 以上を占める先住民(アイマラ人・ケチュア人など)と無関係な映画制作はしたくないという信 念から、素人の先住民を起用し、アイマラ語やケチュア語を積極的に用いて作品を制作しました。 これは、先住民に対する根強い差別があった当時においては他に類を見ない挑戦でした。 ウカマウ集団は、日本と関わりの深い映画集団です。作品の輸入を担うシネマテーク・インデ ィアス代表の太田昌国は、1975年に彼らと出会い、以来、上映会を実施するなど、協働者として 映画製作をサポートし続けています。 上映作品: ●女性ゲリラ、フアナの闘い -ボリビア独立秘史- (2016年/ 103分) 日本初上映 ●30年後 -ふたりのボリビア兵- (2022年/ 110分) 日本初上映 ● 革命 (1962年/ 10分) ‘64年ライプチッヒ映画祭ヨリス・イヴェンス賞 ほか ● 落盤 (1965年/ 20分) ● ウカマウ (1966年/ 75分) ‘66年カンヌ映画祭青年監督賞 ● コンドルの血 (1969年/ 75分) ‘70年仏ジョルジュ・サドゥール賞 ほか ● 人民の勇気 (1971年/ 93分) ‘71年ベルリン映画祭 OCIC(国際カトリック教会)賞 '71ペサロ映画祭最優秀映画賞 ● 第一の敵 (1974年/ 98分) ‘75年カルロヴィヴァリ映画祭グランプリ ほか ● ここから出ていけ! (1977年/ 102分) ‘77年カンヌ映画祭監督週間正式出品 ほか ● ただひとつの拳のごとく (1983年/ 92分) ‘83年ハバナ新ラテンアメリカ映画祭ドキュメンタリー部門グランプリ ● 地下の民 (1989年/ 125分) ‘89年サンセバスチャン映画祭グランプリ ‘89年ハバナ新ラテンアメリカ映画祭 外国紙グラウベル・ローシャ賞 ● 鳥の歌 (1995年/ 100分) ‘95年ロカルノ映画祭「質と刷新」賞 ‘95年ボリビア映画祭 銀撫子賞 ● 最後の庭の息子たち (2003年/ 97分) ● 叛乱者たち (2012年/ 83分) ‘13国際政治映画祭第一位(ブエノスアイレス) ほか HP: https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/ 𓃗.・*・𓃗.・*・.𓃗.・*・𓃗.・*・.𓃗.・*・. 上映スケジュール 10/3 (金) 10:00 革命+ウカマウ 12:00 最後の庭の息子たち 14:00 人民の勇気 🎤上映後トーク ゲスト:太田昌国さん・唐澤秀子さん 18:00 落盤+コンドルの血 10/4(土) 10:00 第一の敵 12:30 地下の民 14:50 ここから出ていけ 17:00 女性ゲリラ、ファナの闘い 🎤上映後トーク ゲスト:堀江節子さん 10/5 (日) 10:00 30年後 🎤上映後トーク ゲスト:太田昌国さん・唐澤秀子さん 13:00 鳥の歌 15:00 ただひとつの拳のごとく 17:00 ここから出ていけ 18:15 叛乱者たち 🎤トークイベント登壇者 太田昌国さん 1943年釧路市生まれ。1968年東京外国語大学ロシア語科卒。1973〜76年にかけてラテンアメリカ各地を旅する。帰国後「シネマテーク・インディアス」を主宰し、ボリビアの映画集団ウカマウの全作品上映や一部作品の共同制作を実現する。1980年代半ばから現代企画室の編集者として、第三世界の歴史・思想・文学、世界と日本の民族問題などに関連する書籍の企画・編集を多数手がける。また執筆・講演などを通じて幅広く意見を発表し続けている。『ボリビア・ウカマウ映画伴走50年』(藤田印刷エクセレントブックス、2025年)など著書多数。 唐澤秀子さん 長野県木曽福島に生まれ、東京外国語大学ロシア語科に学ぶ。1970年代半ばの数年間を、太田と共にラテンアメリカ各地で生活。帰国後にはウカマウ映画の自主上映・共同制作に従事するほか、現代企画室の編集者として文学・芸術分野の企画を多数手がけた。訳書に、ドミティーラ『私にも話させて――アンデスの鉱山に生きる人々の物語』(現代企画室、1984年)など。 堀江節子さん フリーランス・ライター。1948年、富山県魚津市生まれ。桂書房を経て、フリーランス。植民地責任・戦争責任問題、ジェンダー・障害者・外国人労働者・ハンセン病など、マイノリティの人権問題に関わる出版社勤務を経てフリーランスで活動。著書に「総曲輪物語−繁華街の記憶」「人間であって人間でなかった−ハンセン病と玉城しげ」「日本人になった婦人宣教師−亜武巣マーガレット」「黒三ダムと朝鮮人労働者−高熱隧道(ずいどう)の向こうへ」(いずれも桂書房)。 《聞き手》 福島亮さん 1991年、群馬生まれ、富山大学人文学部講師。カリブ海をはじめとするフランス語圏文学の研究を行う。著書に立花英裕編『クレオールの想像力――ネグリチュードから群島的想像力へ』(共著、水声社、2020)、訳書にアラン・マバンク『アフリカ文学講義』(共訳、みすず書房、2022)がある。 みなさまのお越しをお待ちしております! |