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建設労組、3万全面ストライキ…文政府で二回目

政府が閉じ込めたチャン・オッキ委員長「建設勤労者法通過を」

キム・ハンジュ記者 2018.07.12 19:44

全国建設労働組合が7月12日午後4時、 光化門広場で全面ストライキ大会を開いた。 全面ストライキには建設労組組合員約3万人が参加した。

建設労組は全面ストライキで △建設勤労者法改正、 △労働基本権争奪、 △安全な建設現場、 △チャン・オッキ建設労組委員長の釈放を要求した。

今回の建設労組全面ストライキは文在寅(ムン・ジェイン)政府になって二回目だ。 建設労組は昨年11月、同じ要求で2万人規模の全面ストライキ(麻浦大橋占拠)をした。 しかし政府と国会は彼らの要求を受け入れず、 建設労組はさらに大規模な全面ストライキに突入することになった。

建設労組は政府に「建設現場雇用改善対策」の施行を要求した。 また国会には、建設勤労者法と建設産業基本法、産業安全保健法通過を要求した。 建設勤労者法は、2017年9月から国会に係留中だ。 建設勤労者法は、退職控除掛金値上げ、未払い防止のための賃金支給保証制度などの内容を含んでいる。

昨年11月の建設労組全面ストライキで拘束されたチャン・オッキ建設労組委員長は、 全面ストライキ大会映像で 「建設労働者は1年に600人が労災死亡事故にあっているが、誰も振り返らないのが現実」とし 「それでも建設労働者が昨年から力強い闘争で前進してきた。 今年の全面ストライキも、昨年よりさらに多くの同志が上京し、 建設勤労者法通過を要求している。 文在寅政府と国会は 建設労働者の人生のために、法と制度を変えなければならない」と伝えた。

民主労総のキム・ミョンファン委員長は連帯発言で 「建設労働者のストライキは、 安全な建物、安全な現場のためのもので、 人命を救う闘争」だとし 「民主労総もすべての労働者の命を救う闘争を展開するために、 下半期全面ストライキ総力闘争を作っていく」と声を高めた。

続いて建設産業連盟のホン・スングァン委員長職務代行は 「キャンドル革命で政権が変わってから1年経ったが、 建設現場は変わっていない」とし 「最低賃金法改悪は電光石火で片づけるのに、 建設勤労者法は今日明日と延ばしている。 そんな彼らに対抗すると、チャン・オッキ委員長を監獄に放り込んだ。 今回の全面ストライキで文在寅政権に警告する。 一日も早く労働積弊を解消しなければ、また全面ストライキに直面するだろう」と警告した。

建設労組傘下の分科別の要求もあった。 電気分科委員会は直接活線完全廃止、 タワークレーン分科委員会は小型タワークレーン安全規制、 建設機械分科委員会は土砂運搬現場運搬請負禁止を要求した。

また各分科は全面ストライキ大会で、 組合員たちに労使・労政交渉の進行状況を知らせた。 土木建築分科は1年6ケ月の間で一日総額1万5千ウォン引上げ案に暫定合意したと明らかにした。 タワークレーン分科は賃金5.2%引き上げ案、 電気分科は産業資源部との直接交渉で直接活線廃止原則を確認したと報告した。 建設機械分科はこれまで労災保険の恩恵を受けられなかった建設機械27業種の労働者に 労災保険を適用する施行令改正案を公布させることにしたと明らかにした。

今回の全面ストライキには 土木建築労働者1万3千人、 建設機械労働者1万人、 電気労働者4千人、 タワークレーン労働者3千人が参加した。 分科別労働者は、午後1時頃から事前大会を開き、 午後4時に全面ストライキ本大会に合流した。 建設労組組合員は約4万人だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-07-15 16:27:48 / Last modified on 2018-07-15 16:27:49 Copyright: Default

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