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金属労組がユソン企業ハン・ガンホ烈士闘争対策委を構成

チョン・ジェウン記者 2016.03.20 06:41

全国金属労組とユソン企業支会、民主労総世宗忠南・忠北地域本部など、 労働界がユソン企業支会組合員で労組幹部を歴任した 「ハン・ガンホ烈士闘争対策委員会」を構成し、 事態が解決するまで故人の葬儀を無期限に延期することにした。

金属労組選出職の役員が委員長についた烈士対策委は3月18日午後12時30分、 ユソン企業忠北嶺東工場の正門で記者会見を行って要求と計画を発表する一方、 ハン・ガンホ烈士の死を「個人の死ではなく労組破壊による社会的他殺」と規定した。

烈士対策委は「ユソン企業はハン・ガンホ烈士の死の原因である労組破壊を直ちに中断し、 再発防止しなければならない」とし 「労組破壊と苛虐的労務管理を監督すべき労働部は、 今からでも第2のハン・ガンホ烈士が出てこないように精神健康被害に対する疫学調査と特別勤労監督を実施しろ」と明らかにした。

使用者側に対して対策委は、 △労組弾圧によるハン・ガンホ烈士の死に対する謝罪、 △労組弾圧中断と再発防止の約束、責任者の処罰、 △労組弾圧による精神健康被害者心理治療、 △遺族賠償の4項目を要求した。

労働部に対しては、 △ユソン企業の苛虐的労務管理に対する特別勤労監督、 △労務管理被害に対する疫学調査実施(客観性と公正性のために労働部推薦委員と金属労組推薦委員共同参加)を要求した。

「社会的他殺」については 「ユソン企業支会の組合員たちは2011年5月18日から6年間、気軽に笑いながら働くことができなかった」とし 「監督・現代車、脚本・創造コンサルティング、主演・ユソン企業、助演・検察-警察-労働部が作った労組破壊の黒い影は、 労働者たちの身体と精神を蝕んだ」と明らかにした。

2011年に「夜に眠りたい」として夜間労働撤廃をめぐって始まったユソン企業の労使対立は、 同年5月18日に使用者側が職場閉鎖(裁判所は「不法職場閉鎖」と判決)をして労働者を工場の外に追い出す過程で、 創造コンサルティングが企画して現代車が介入した文書が発見され、 労組破壊工作があったことがわかった。 特に現代車の介入に関しては、最近検察の捜査記録にも出てきた。

だがユソン企業使用者の不当労働行為、労務法人創造コンサルティングと完成車の労組破壊介入疑惑に対し、 検察、警察は6年間、会社を甘やかして不公正な捜査をしたという指摘が続き、 社会問題に台頭した。

検察はユソン企業使用者の不当労働行為を証拠不充分で無嫌疑処分したが、 反対に裁判所は裁定申請引用決定をして5年ぶりに柳時英(ユ・シヨン)代表など使用者側関係者8人が法廷に立ち、 まだ関連の裁判が地方法院で行なわれていることは示唆するものが大きい。

そのためにユソン企業支会は 「遠慮なく不法行為をした使用者への処罰は検察の不実・不公正な捜査でほとんど無嫌疑処分を受け、 使用者側の弾圧に翼をつけてやった」とし 「続いている労組破壊工作と無差別懲戒、告訴告発などがハン・ガンホ組合員を死に追いやった」と主張している。

ユソン企業嶺東支会のキム・ソンミン支会長は記者会見で涙を浮かべながら 「ハン・ガンホ組合員は1994年に入社して黙々と働きながら、 組合員が要求すれば一番苦しい時期に労組幹部を引き受けて闘争した人」とし 「頻繁な懲戒で鬱病で相談治療を受けながらも表情に出さずに持ち場を守った」と話した。

彼は「故人が無断欠勤をしたとすれば、出勤しなかった理由があるのではないか?」と声を高め、 「故人は死の工場で生きるために闘争して、働いて、怒っても、解決しないので自ら命を絶った。 根本的な原因は労組破壊であり、これをあおる現代車、これを保護する労働部、検警だ」とした。

金属労組のハム・ジェギュ副委員長は 「もう労組破壊の時代を終わらせよう」とし 「現代車が介入した労組破壊に対し、また全国戦線を集めよう」と強調した。

ハン・ガンホ烈士は3月17日午前6時40分頃、 忠北道永同郡陽山面のある公園でトラック運転手によって死んでいるのが発見された。 使用者側が勤務に関する懲戒委員会を開く前の事実調査出席要求書を故人に発行してから7日後だった。

烈士対策委によれば、 使用者側は2011年10月から11月の間の譴責に続き、 2013年11月に出勤停止2か月などで故人を懲戒した。 「使用者側の交渉懈怠、賃金弾圧、差別など労組破壊抗議闘争」をしたことが理由だった。 故人は労組破壊と労働弾圧をやめるよう要求する過程で使用者側の関係者により、 2013年8月から2014年の1月まで5回、告訴告発された。

一方、ユソン企業支会は17日に続き18日にも全面ストをした。 18日午前、牙山工場の組合員たちは午前10時の定期株主総会に対抗して社内抗議集会を開き、 記者会見の直後に嶺東工場でも社内集会と現場巡回などを行った。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(メディア忠清/チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-03-23 09:48:01 / Last modified on 2016-03-23 09:48:03 Copyright: Default

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