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ユソン企業、事後復讐?...復帰者に強制教育

用役職員動員、ラインから復帰者を追い出す

シム・ヒョンホ記者 2011.08.23 02:19

ユソン企業が1次復帰者を対象として、労使協議なく教育を強要している。労組 員たちは使用者側の教育面談に反発して作業場に入り、使用者側は管理者と用役 職員を動員し、嶺東工場の1次復帰者を生産ラインから追い出した。

▲ユソン嶺東支会の組合員が使用者側管理者と用役職員により、生産ラインから追い出された。[出処:ユソン企業嶺東支会]

会社と全国金属労組(パク・ユギ委員長)ユソン企業嶺東支会は大田地方裁判所 天安支院の調停案を受け入れ、8月31日までに座り込みをしていた組合員の全員 復帰に合意した。

これにより8月22日、ユソン企業牙山支会14人、嶺東支会27人の1次復帰が行わ れたが、会社が1次復帰後すぐ、前日の法院調停案に含まれていない教育面談を 労組との相談なく一方的に通知した。また、会社は教育内容も公開しないという。

結局、嶺東工場1次復帰者27人は、8月22日午前10時頃に、使用者側の一方的な 教育面談は団体協約違反だとして拒否、生産ラインで働くために待機していた が、使用者側管理者と用役警備によって引きずり出された。

労使は工場の中で対峙しており、労組は現在、労組の事務室に集まって今後の 対策を議論している。

ユソン企業嶺東支会は「使用者側が一方的に教育を強要する態度は集団的労使 関係から外れ、団体協約に違反するもの」と主張した。

ユソン企業支会のイ・ジョンフン共同非対委員長は、「使用者側が個別に1次 復帰者27人を教育させるのは、集団的労使関係に外れ、団体協約にも違反して いる」とし「労使が協議して、復帰者と簡単に歓迎会でも挨拶でもして、今後 うまくやっていこうと言った後に現場に行って働くべきだが、用役警備を動員 して外に追い出すのは円満な労使関係を作ろうとする意志がない」と声を高めた。

ユソン企業嶺東支会のキム・スジョン事務長も、「団体協約第105条3項に教育 訓練計画および実施に関する事項は労使間で協議して決めるとなっているので、 こうして一方的に教育・面談をするのは明らかに団体協約違反だ」とし「法院 の調停案にも『会社は2011年8月22日までに最初の復帰をさせなければならない』 と明示されているのに、使用者側の今のような行動は問題がある」と指摘した。

これに関連して、ユソン企業会社側は『労働部勤労監督官と面談中』とインタ ビューには応じられないという。

一方、ユソン企業牙山支会は労使協議で面談は円満に進められたが、現場復帰 の問題で対立している。特に、検査課の組合員が検査課に復帰はしたが、会社 はこれまでの担当品目以外を検査させ、組合員が拒否している。(記事提携= メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-24 07:00:30 / Last modified on 2011-08-24 07:00:36 Copyright: Default

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