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大学生、ユソン企業労働者と『ふくろう』になる

「学生は労働者の闘争から社会を学ぶ」

特別取材チーム 2011.08.10 08:58

ユソン企業支会のビニールハウス座込場を『2011反新自由主義希望先鋒隊(以下 先鋒隊)』活動をする学生約150人が訪れた。

150人の学生たちは、8月8日から13日までの6日間、全国闘争事業場に連帯する。 『低賃金/長時間/高強度労働を強要する現代起亜車糾弾、整理解雇粉砕、民主労組 死守』の旗じるしを掲げ、シグネティクス支会、チャンアン外国人投資産業団地、 ユソン企業支会、現代車非正規職支会、韓進重工業支会など闘争事業場を訪問 する予定だ。

ピンクと緑で埋められた座込場

9日午後4時30分頃、ユソン企業支会のビニールハウス座込場にピンク色、緑色 のTシャツを着た学生たちが集まった。Tシャツには『2011 反新自由主義 希望 先鋒隊』という字が大きく記されている。それぞれ重いリュックサックを担い で来た彼らの顔には疲れたそぶりはなかった。

『先鋒隊』に参加した契機は多様だった。先輩の推薦を受けたり休みに労働者 と会う経験をしたかったという。また全国の多くの学生と考えを交したいなど だ。特に大学1年の新入生は、先鋒隊活動を始めてやっと2日だが、『感じる点 が多い』と説明した。

「やっと2日目だが多くのことを学び、考えを深める時間になりました。労働者 と直接会い、話ができる機会は多くありませんが、今度は良い機会です」 (イ・テヒョン、19歳)

「先輩も先鋒隊活動は貧民活動の延長だから体験してみろと説明しましたし、 全国の闘争事業場を見る良い機会だと思いました。実際さまざまな事業場を見 て、全国には思ったよりたくさんストライキ事業場があることを知りました。 そしてマスコミで見るよりはるかに衝撃的でした」 (パク・チンジュ、20歳)

毎年『先鋒隊』に参加する高学年の『先輩』は、今度の機会に『後輩』が資本 主義社会の裏面を見て、多くのことを見て学ぶよう期待するといった。特に、 今年の夏は韓進重、ユソン企業など労働者は全国随所で闘争しているためだ。

「学生には全国の闘争事業場を回り、連帯する機会はあまり多くありません。 しかし、今年はユソン企業支会、韓進重工業支会、現代車非正規職闘争など、 重要な闘争に連帯する唯一の機会だと後輩たちに説明しました」。

「やっと2日目ですが、安山のシグネティクス支会組合員が10年もしっかり闘争 している姿を見て、参加者はとても驚きました。6日間、参加者の印象は多様で すが、私たちが労働者の力になれるということより、今回の機会に、むしろ私 たちが目を覚ます機会、知る機会になればと思います」。(キム・イミ、24歳)

『先鋒隊』の隊長をしているアン・ミンジ(22歳)学生は「先鋒隊は今の情勢で 一番重要な闘争現場に連帯しに行くので、闘争する大学生にとても役に立つ」 と伝えた。

「今社会で一番問題になっている労働者の人生を暴露することが重要だと思い ます。そこで学生が一緒にできることを探し、全国各地から集まった学生たち が、また自分の地域に戻り、それぞれ闘争の生活を送ることが重要です」。

「参加者のほとんどは6日間活動すると約束して来ました。夜遅く行われる討論 や学習で疲れますが、絶えず自らに質問するので悩みが深まります」。

先鋒隊参加者全員は順に番号を書いて『リレー座り込み』、ふくろうになった。 また、時間に余裕がなく、夕食とユソン企業牙山工場陸橋の前で午後7時に開か れるキャンドル文化祭で行う律動をすぐ練習した。『夜は眠り、昼に働こう』 というユソン企業労働者の闘争は大学生の連帯で活気があふれた。(記事提携= メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-11 13:00:33 / Last modified on 2011-08-11 13:00:39 Copyright: Default

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