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「ユソン企業は治外法権、チンピラは刑事免責権者のようだ」

趙承洙代表、「ユソン企業、警察暴力誘発ほう助の責任を問う」

キム・ヨンウク記者 2011.06.24 16:08

6月22日のユソン企業暴力事態に対する警察の対応をめぐり論議がおきている。 警察がユソン企業社側用役警備の暴力は『見ても見ぬふり』で助け、逆に適法 な労働組合の集会を妨害し、暴力を誘導したということだ。

進歩新党の趙承洙(チョ・スンス)代表と民主労総のキム・ヨンフン委員長、 金属労組のパク・ユギ委員長、民弁のキム・チャゴン弁護士、そしてユソン企業 の組合員たちは24日午前、国会記者会見場で記者会見を行い「警察が不法を ほう助し、暴力事態を誘発した」とし「警察の責任を問う」と明らかにした。

金属労組のパク・ユギ委員長は「すでに労組が業務復帰をすると会社に言った のに、業務復帰を受け入れず等級をつけて選別的に復帰させるといっている」 とし「労組のストライキに対する防御手段である職場閉鎖が、ストライキもし ていないのに行われ、職場閉鎖された工場では管理職が生産をしていて、正門 は用役チンピラが組合員の出入りを阻止している。理解できない状態だ。チン ピラがヘルメットをかぶって工場から飛び出して、非武装の組合員に消火器を 投げ、鉄パイプで殴打した。警察は手をこまねいていた。これがユソン企業事態 の本質」と警察とユソン企業を非難した。

[出処:進歩新党]

ユソン企業労組のイ・ジョンフン組合員は22日の暴力事態について伝えた。 「22日の朝7時、組合員が工場外のビニールハウスで朝食を取っていると、用役 チンピラ300人ほどが鉄パイプで完全武装して道路に飛び出してきて対峙した。 組合員23人が無防備で負傷した。これは夜に予定されていたキャンドル文化祭 の前に用役チンピラを動員して暴力を誘発し、夜のキャンドル集会場所を警察 が確保する戦術だった。その後、警察は3千人を動員してキャンドル集会場所を 防いだ。当時、1500人ほどの労働者がキャンドル集会に集まり、場所が狭いため これを妨害する警察と争いになった。この過程で労働者も32人が無茶苦茶に傷 ついた。警察は108人が怪我をしたと言って特別捜査本部を作ると言うが、 非武装状態の組合員と武装した警察のどちらが怪我をするか」と反問した。

キム・チャゴン弁護士は「ユソン企業使用者は、労組破壊のために労組がスト ライキをしていない状況で職場閉鎖を断行し、組合員は業務復帰の意思を明ら かにしても、相変らず職場閉鎖をしていて違法だ」とし「違法な職場閉鎖は、 組合員の出勤を防止できないが、用役チンピラを動員して出勤を防ぎ、結局、 組合員に暴力を行使した」と説明した。また「用役チンピラの行為は警備業法 違反で、警察は用役の不法行為を無視し、ほう助している」とし「チンピラは 刑事免責権者でユソン企業は治外法権のようだ」と非難した。

22日の衝突についても「警察が集会場所に集まろうとした労働者を阻止し、先 に労働者たちが怪我をした」とし「警察は集会参加者が集会場所に移動するこ とを防ぐ権利はない。これは職権乱用罪を構成する犯罪行為だ。用役チンピラ は会社の保護を装い、警察も会社の保護を装って不法に暴力を行使している。 誰が用役チンピラなのか、わからない」と強調した。

趙承洙進歩新党代表は「今回の事態は集会場所に移動しようとする組合員たち を警察が遮ったことが直接の理由」とし「警察が特別捜査本部を設置するのは 本末転倒だ。むしろ警察の責任を最後まで追跡して問う」と明らかにした。

記者会見の参加者は「用役チンピラの暴力は無策傍観、またはほう助して、 申告済みの合法集会をしようとする労働組合は妨害し、むしろ暴力を誘導する 警察を糾弾する」とし「このすべての責任は李明博政権とチョ・ヒョノ警察庁 長官にある」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-26 06:10:04 / Last modified on 2011-06-26 06:10:07 Copyright: Default

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