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警察、ユソン企業ひき逃げ用役事件再捜査へ

被害者の診断書なく令状棄却...「法院、殺人未遂者処罰の意志がない」

チョン・ジェウン記者 2011.05.26 09:22

労働界の関係者と民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)議員が5月24日午後7時頃、 牙山警察署長と面談した過程で、警察側が偽装車でひき逃げし、13人のユソン 労組(金属労組所属ユソン支会)組合員が重軽傷を負った事件の再捜査をしろと いう意見を伝えた。

21日、法院は用役職員の令状を棄却したことで、、労組と家族対策委は『殺人 未遂』行為をした用役を拘束捜査しろと反発、大田地方法院天安支院に強く 問題提起してきた。

当時、面談の席にいた李正姫議員室の関係者によれば警察側は、△嘘探知機を 使って調査した時、偽りの証言が探知されなかった点、△釜山に住居地が一定 している点を上げ、法院の令状を棄却したと伝えた。

この関係者によれば、警察側は李正姫議員と労働界の抗議に対し「労組組合員 13人の診断書がなく、検察に事件をまた送検することができない。国立科学捜 査研究所に用役職員の車両も渡した」とし「再捜査する」と述べた。

[出処:金属労組忠南支部]

[出処:金属労組忠南支部]

これに関連して、法院関係者は〈メディア忠清〉とのインタビューで、「判事 が令状を棄却した理由を明らかにするのは不適切だという指針を下した」とし、 知られることを憚っているという。

牙山警察署の関係者は〈メディア忠清〉とのインタビューで、「用役車両は、 まだ国立科学捜査研究所に送っていない」とし「再捜査せざるを得ない状況」 と伝えた。

証拠に採択されない嘘探知機...『殺人未遂者』不拘束の理由になるか

「今からでも殺人未遂の用役を拘束捜査して加重処罰を」

拘束令状棄却の根拠の一つが『嘘探知機』の結果だったということに労組と 関係者は憂慮している。嘘探知機は証拠に採択されない。

また被害者の診断書を確保しない状況で不拘束を決めたことで、警察と検察、 特に法院が今回の事件を被害者の立場で解決する意志がないという主張も提起 されている。

労組側の弁護士は「治療日数以上の被害者がいる時は、拘束捜査が一般的だ。 組合員が入院して診断書を切れないという理由で令状を棄却したのは、判事に その意志がないということだ。当初警察が陳述書を確保しようと努力しない点 も問題」と指摘した。

労組家族対策委のある関係者は「警察は被害者の陳述書を確保する努力をすべ きだ。検察と警察が今からでも殺人未遂用役チンピラを拘束捜査すると共に、 加重処罰するよう望む」とし「それでなければこの社会に正義が立たない」と 主張した。

またこの関係者は「初めから殺人未遂者をきちんと捜査するべきだった。警察 と法院がなぜ用役の肩を持つのかわからない」と苦言を出した。

一方、家族対策委は24日午後2時、大田地検天安支庁前で法院と検察、警察が 法治国家と民主国家を否定する行動をしないよう要求する記者会見を持った。

彼らは「故意の殺人未遂行為を不拘束捜査できるのか」と問いかけて、「殺人 未遂をした用役チンピラを単純なひき逃げ事故で調査したということは加害者 を公権力が保護する結果だと思う。当初から拘束の意思がなかったと考えるし かない。いったいなぜ! 誰が! こんな決定をしたのか? 法院の決定か? 警察の 判断か? それでなければ殺人未遂用役チンピラを雇ったユソン企業社長の影響 か?」とし、加害者を拘束して徹底的に捜査するよう要求した。

また、警察が今回の事件を交通事故担当部署に割当て、『単純交通事故』とし て処理したと批判した。(記事提携=メディア忠清)

▲19日午前0時30分頃、偽装車で突進してユソン支会(金属労組所属牙山・嶺東ユソン支会)組合員13人に重軽傷を負わせて、ひき逃げをした用役業者職員のイ某氏は19日午後2時頃に牙山警察署に自主的に出頭した。[出処:金属労組忠南支部]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-27 05:13:47 / Last modified on 2011-05-27 05:13:49 Copyright: Default

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