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キム・ヨンフン委員長「拘束覚悟で闘う」

民主労総、労組法全面再改正、最低賃金争奪2011年の闘争を宣布

チョ・ソンウン記者 2011.04.09 21:33

民主労総は4月8日午後3時、釜山駅広場で「整理解雇撤回および労組法全面再改 正民主労総総力決意大会」を開き、「民主労総指導部が拘束を覚悟して労組法 の全面再改正、整理解雇の撤回、最低賃金現実化の争奪のために闘う」と決意 を表明した。

[出処:蔚山労働ニュース]

この日の民主労総総力決意大会は、韓進重工業整理解雇粉砕闘争を支持援護す るために釜山で開かれ、民主労総組合員約3000人が参加した。

金属労組韓進重工業支会のチェ・ウヨン事務長は、ストライキの経過報告で、 「韓進重工業の全面ストライキが110日になった。85号クレーン高空籠城が93日、 タワークレーン高空籠城が53日になった」とし「労働庁の仲裁で交渉が開かれ たが、韓進資本は解雇の正当性を知らせるために交渉を利用している」と糾弾した。

続いて「韓進資本は交渉をしながら、合法的なストライキを破るためにすべて の手段と方法を動員して、不当労働行為を行っている」とし「組合員に反共教 育、労組破壊の教育をしている。朝晩、組合員に対する告訴告発を進めている が、闘争隊伍の戦列を整えている」と述べた。

チェ事務長は「韓進重工業は、釜山市と労働庁が参加する3者協議体を構成して 進めている。3者協議体の実体は、整理解雇した後に、就職を斡旋するというこ とだ。釜山市は韓進重工業の希望退職と整理解雇を黙認し、韓進資本の下手人 になり、労働庁も一緒に踊っている」と糾弾した。

金属労組起亜車支部は、韓進重工業支会に闘争基金を渡した。

民主労総のキム・ヨンフン委員長は大会発言で「2011年の民主労総闘争の火ぶ たを切るために釜山で集会をしている」とし「訴えて、また訴える。死なずに 生きて闘おう。多くの仲間たちが命を投じたが、資本家たちは瞬き一つしなかっ た。生きて闘おう。彼らはあのように恥じを知らずにわれわれの膏血を絞って ているのに、さらに絞ろうとしている。私たちが今日ここで決意すべきことは、 死なずに生きて、民主労総の旗に団結して戦うこと」と強調した。

続いて「李明博政権は、また期間制法改悪を持ち出した。民主労総を去勢して 全国民を非正規職労働者にしようとしている」とし「労組法全面再改正、派遣 法撤回、最低賃金現実化をかけて、民主労総の名で戦う。民主労総の指導部は 拘束を覚悟して最低賃金の現実化を必ず勝ち取る」と決意した。

キム・ヨンフン委員長は「李明博政権下では弾圧されないほうがむしろ異常だ。 弾圧されれば、それが歴史と栄光だ」と覚悟を述べた。

[出処:蔚山労働ニュース]

金属労組のパク・ユギ委員長は闘争発言で「韓進資本は昨年の決算報告で3分期 に黒字をあげ、4分期に赤字をあげた。造船所受注ができず企業が難しいとし、 整理解雇を断行した」とし「受注する奴は誰か? 韓進資本営業本部長だ。チョ・ ナモ会長の息子だ。1年6か月間、船一隻受注できなかったと堂々と話す。これ ほど無能力な奴は追いはらうのが大韓民国の常識」と力強く話した。

続いて「デリム自動車で労働者が死に、双竜自動車で14人の労働者とその家族 が死んだ。韓進重工業で再びくやしく死ぬことはできない」とし、「85号クレー ン、タワークレーンの上で仲間たちが高空籠城をしている。地面を踏ませたい。 110日間、ストライキをしている韓進重工業の労働者を生かさなければならない。 金属労組は、闘う労働者たちといつも連帯する」と述べた。

全国建設連盟のペク・ソックン委員長は「民主労総闘争、労組法全面再改正闘 争、この手綱を握りしめて世の中をはっきり変えよう」とし「今は団結する時 だ。三人の同志が高空にいる。これを守らなければならない。今は反撃闘争だ。 今日この席で私たちの団結、闘争を約束しよう」と訴えた。

民主労総の総力決意大会は午後4時15分頃に終わり、韓進重工業影島工場へと デモ行進を始めた。

午後5時30分タワークレーンと85号クレーンの間に集まった民主労総の組合員は、 整理集会を開いた。

[出処:蔚山労働ニュース]

タワークレーン高空籠城53日目をむかえる金属労組釜梁支部のムン・チョルサ ン支部長は「韓進資本は労組の旗をおろすために整理解雇カードを切った。す でに多くの組合員と非正規職の仲間たちが、なじんだ職場を涙で離れるしかな かった」とし「韓進の組合員たちは弾圧に対抗し、110日間全面ストを続けてい る。韓進資本を審判する闘争、民主労総組合員の力で必ず勝利する闘争にする。 闘争の勢いに乗って、大反撃する2011年、韓進から花を咲かせる」と決意した。

金属労組韓進重工業支会のチェ・ギリョン支会長は「韓進資本は、ストライキ に参加する組合員は懲戒すると脅している。整理解雇、損賠、告訴告発、懲戒 で労組を無力化し、植物労組にしようと血眼になり、あらゆる手段と方法を動 員して弾圧している」とし「だが仲間を信じて最後まで闘う。粘り強く闘う。 必ず勝利する」と決意した。

続いて「春闘が始まる。李明博政権の誤った政策と毒舌で、国民の不信は高まっ ている。仲間たち。機会はこの時だ。春闘を攻撃的に進めて反撃し、この闘争 を勝利に導こう」と訴えた。

この日の民主労総総力決意大会は、93日間タワークレーン高空籠城をしている 韓進重工業のキム・ジンスク解雇組合員の発言で終わった。民主労総の組合員 たちは、整理解雇粉砕を願って、いっせいに風船を飛ばした。

キム・ジンスク組合員は「クレーンを移動しても離れる組合員を防ぎたい」と 団結を訴えた。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-04-11 02:27:12 / Last modified on 2011-04-11 02:27:14 Copyright: Default

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