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公務員解雇者の野宿座込場を強制撤去、5人連行

政府、全公務員労組解雇者139人に知らんぷり..労組「元職復職を」

ウ・ヨンヘ記者 2011.03.29 15:26

ソウルの永登浦警察と永登浦区庁は、解雇者復職を要求して汝矣島の小公園の 横で127日間野宿座り込みしていた全国公務員労組解雇者原状回復闘争委員会 (以下、回復闘)の座込場を強制撤去した。この過程で警察は、全国公務員労組 (以下全公務員労組)所属の解雇者5人を公務執行妨害で強制連行し、労組が強く 反発している。

3月29日の午前7時30分から始まった座込場撤去は、警察2中隊、永登浦区庁撤去 用役約20人が投入され、1時間30分ほどの小競合の末に9時に終わった。警察は プラカードの除去を信号に座込場撤去を始めた。警察と座込場の備品を奪おう としていた区庁の職員は、撤去を防ごうとした全公務員労組所属の解雇者5人を 公務執行妨害行為として連行した。

強制撤去について、全公務員労組のラ・イラ事務局長は、「彼らは公園での 野宿座り込みに圧力を感じ、今日こうして強制撤去をした。李明博政権は不正 腐敗の清算と公職社会を改革しようという私たちの要求を聞かずに弾圧している」 と警察と政府を糾弾した。

回復闘のシン・ジョンスン委員長は、「解雇公務員139人の決然たる意志でここ まできた。現場に帰る時だ。新しい拠点を作り、最後まで戦い抜こう」とし、 強制撤去されても退かないという決然とした意志を明らかにした。

強制撤去を防ぐために集まった30人ほどの全公務員労組回復闘の組合員たちは、 「120日を越えたが、1200日になるまで戦い、必ず現場に帰る」とし、最後まで 戦い、元職に復職すると宣言した。

全公務員労組は声明書で、公務員労組建設などにより解雇された仲間たちが、 また職場に戻れるように原職復帰特別法を通過させるための座り込みを127日間 行ったが、原職復帰特別法が国会で漂流していると批判した。また「原職復帰 特別法をぜひ国会で通過させ、公務員労組建設の正当性を確保し、韓国の労働 者として堂々と生きていける切実な気持ちを持っている。だがこうした切実な 要求にもかかわらず、「政府は公権力を立てて座込場を暴力的に解散させ、解 職された仲間たちの切実な願いを踏みにじった」と強制撤去を強く糾弾した。

一方、回復闘は、解雇者原職復帰を要求して2010年11月23日から産業銀行の前 で座り込みを始めた。永登浦区庁は回復闘に今日(3月29日)午前7時30分、座込 場を撤去すると通知し、これに対して回復闘はソウル、京畿、忠清などの所属 組合員に野宿座込場集結を要請していた。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-31 08:04:06 / Last modified on 2011-03-31 08:04:13 Copyright: Default

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