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韓進重、整理解雇撤回ではなく就業斡旋?

韓進重労使、二回目の交渉は2時間半で終了。29日また進行

シム・ヒョンホ記者 2011.03.25 15:58

韓進重工業労使交渉が足踏みをしている。『整理解雇撤回』を主張する労組側 の要求に対し、使用者側は『再就職支援』を繰り返しているためだ。

韓進重工業労組は「会社が整理解雇撤回には口を閉じたままで賃金団体協議だ けを議論しようと言っている」とし、労組が拒否した「整理解雇者の再就職を 支援するための4者協議会構成提案を繰り返している」と2次交渉の直後に明ら かにした。

使用者側が提案している4者協議会は、会社と労組、釜山市、釜山地方雇用労働 庁が協議体を設置し、解雇された韓進重工業労組員と配偶者が協力業者や同種・ 関連業者に再就職できるように支援しようということだ。労組が要求している 「整理解雇撤回」とは逆に、整理解雇を前提として他の業者に就職できるよう にすることで、一種の就職斡旋だ。

そのため労組は、会社が整理解雇撤回や解雇者原職復帰の議論をする意志がな いものと見ている。

3月22日の1次交渉でも労組は「整理解雇者原職復帰と2009年、2010年賃金団体 協議を含む諸般の懸案について議論しよう」と主張したが、会社は「整理解雇 を除いて2009年、2010年の賃金団体協議の問題を議論すべき」と答えた。特に、 170人の整理解雇撤回には何の立場も明らかにしていない。

また、使用者側が整理解雇の理由としている「梁島と大多浦造船所では2年間、 新規の受注が全くない」に対し、労組は「受注できないのは労働者が悪いから ではなく、フィリピンに出ていくという世論を静めるには、まず受注を取る姿 勢を見せなければ信じられない」と24日午後2時、韓進重工業新館102号室で開 かれた二回目の交渉で主張した。

現在、韓進重工業業支会の組合員約600人は、昨年12月20日から全面ストおよび 工場内座り込みを行っており、25日現在キム・ジンスク民主労総釜山本部指導 委員の85号クレーン高空籠城は79日になる。金属労組釜山梁山支部のムン・チョ ルサン支部長とチェ・ギリョン韓進重工業支会長の17号クレーン高空籠城も40 日目を迎えた。1月17日、釜山地方裁判所はクレーンから撤収しないキム・ジン スク指導委員に1日100万ウォンの罰金を決め、韓進重工業は1億100万ウォンの 損害賠償を請求している。

労組は25日に組合員150人のソウル上京闘争と、29日午後7時30分には釜山西面 のチョヌジャンの前で『韓進重工業整理解雇撤回、不良経営責任者処罰、釜山 経済生かす釜山市民と共にするキャンドル集会』を行う予定だ。(記事提携= メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-26 08:51:36 / Last modified on 2011-03-26 08:51:37 Copyright: Default

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