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LNJ Logo 韓国:現代車本社前集会にGM大宇、ヴァレオも連帯
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現代車本社前、非正規職撤廃集中集会

GM大宇、ヴァレオ「連帯する」

ユン・ジヨン記者 2011.02.15 19:23

イ・サンス現代自動車非正規職支会長の曹渓寺ハンストが6日目を迎え、キム・ テユン、ノ・ドグ非正規職支会組合員の現代車本社前高空籠城も3日目になった。 大法院の判決に対する高等法院の確定判決を履行しろという彼らの要求が極限 の座り込みで表現されているが、現代自動車使用者側は『大法院に上告する』 という立場を発表しただけだ。

そのため現代車非正規職支会をはじめとする市民社会団体は現代自動車の不法 派遣の正規職化履行が実現しない以上、さらに多くの連帯組織の闘争を集めて 事態を解決するという立場だ。2月15日午後1時30分、良才洞現代起亜車本社前 で開かれた集中集会でも、各連帯団体の決意が続いた。

約60日間、富平のGM大宇工場正門で高空籠城を続けたGM大宇非正規職支会のファ ン・ホイン組合員は現代車闘争に連帯する意向を明らかにした。彼は「満足で はない結果で座り込みをやめたことについて、また現代車の仲間より先に闘争 を終えたことを申し訳なく思う」とし「だが闘争で得たのは、闘争の意志さえ あれば何でも実現できるということを知ったこと」と明らかにした。

続いてファン・ホイン組合員は「GM大宇支会も現代車闘争に連帯し、私たちが 得られなかったものを必ず勝ち取れるようにする」と強調した。

10月からフランス大使館の前で野宿座り込みを続けているヴァレオ空調コリア 支会の組合員たちも姿を見せた。ヴァレオ空調コリア支会のイ・テクホ支会長 は、「法に違反した鄭夢九を拘束しなければならないのに、労働者だけが拘束 される境遇に置かれているのはおかしい」とし「これを解決する本当の闘争は、 正規職が乗り出して非正規職の拡散を防ぐこと」と声を高めた。

一方、この席には金属労組とGM大宇非正規職支会、ヴァレオ空調コリア支会、 社会進歩連帯、全国学生行進、全国撤去民連合、社労委などから、100人ほどの 組合員と連帯団体会員が集まった。現代車蔚山非正規職支会の組合員45人も 上京し、今回の集会に参加した。

キム・ウンヒョ シート1部代表は「連帯してくれる仲間たちに感謝する」とし 「また熱心に2次闘争を準備して、1次闘争でのミスを繰り返さないようにする」 と述べた。一方、彼らは集会の後、現代車本社前の30Mの広告看板の上で座り込 みをしているノ・ドグ、キム・テユン組合員を訪ね、連帯と支持の意向を明ら かにした。

「現代車用役が鉄パイプで柱を叩いたが警察は無視」

[インタビュー]高空籠城中のノ・ドグ組合員

3日間、現代車本社前の広告看板で高空籠城をしているノ・ドグ組合員と電話で インタビューをした。二人の組合員は日曜に警察コンテナが座込場の下に進入 するなど、一時警察による鎮圧の威嚇に苦しんだ。だが彼らは非正規職組合員 の正規職化がない限り、座り込みを続けるという強硬な立場を持ち続けていた。

高空籠城突入背景を説明してほしい。

高空籠城をしている私たちの目的はただ一つ、最高裁判決による現代車非正規職 労働者の正規職転換だ。

11月15日から25日間、第1工場拠点座り込みをしていた時、現代車は座り込みを 解除すれば交渉するといった。だが座り込みを解除して6次交渉まで続けても、 現代車は自分には何もできないという。すでにこうした現代車の交渉内容はあ らわれた。また私たちの望みも社内非正規職の正規職化だと強調し続けている が、使用者側は高等法院確定判決が出ればまた話すといった。だが判決があっ たのに最終の判決でないから大法院に上告するという。判決内容もチェ・ビョ ンスン個人の判決だと主張する。

すでに法的に不法派遣が確定したのに、使用者側は時間稼ぎを続けており、そ んな鄭夢九を政府は制止できずにいる。実際に処罰されるべき人は別にいるの に、警察は私たちが何かすれば不法だと手配する。政府も無視する不法派遣の 非正規職を正規職に転換するために高空籠城に突入することになった。

高空籠城3日目だ。体調はどうか

初日に横断幕を設置しているとき鉄筋に目をぶつけた。アザができて目が腫れ て、片目をあけられない状況だった。幸い昨日、軟膏が上がってきたので、少 しよくなった。ここには鉄筋しかなく、キム・テユン同志とやっと足を伸ばし て寝られる程度だ。寒いことが最大の問題だが、まだあまり体調は悪くない。

日曜の夜も物品の伝達で警察ともめた。物品伝達の状況や、現場の状況はどうか

警察の制止で物品伝達はうまくいかない。事実、昨日からご飯一食が上がって くる。初めてここに上がった時、水とチョコレートを少し持ってきた。だが、 夜になると、水が凍ってしまった。強い風が入ってとても寒いので、水を抱い ていなければ凍ってしまう状況だ。

昨日からは座込場の下で警察が組合員を入れないように統制しているが、使用 者側の用役や管理者は押し込んでくる。だから昨日の夜10時頃から、使用者側 の用役が鉄パイプで広告看板の柱を打ち続け寝られないようにした。前は警察 が2人ずつ交代で勤務に立っていたが、昨日は勤務にも立たなかった。そのため 用役は朝まで鉄パイプで柱を打ち続け、警察はこれを傍観した。なぜ、いつも 警察は現代自動車側が私たちをいらだたせることには目をつぶり、組合員が私 たちを保護しようとする行動は防ぐのか。

韓進重工業のキム・ジンスク指導委員の高空籠城が40日を越え、14日朝には韓進重工の幹部2人も高空籠城に突入した。GM大宇も工場正門前で高空籠城をしている。労働者が高空籠城をせざるを得ない理由をどう考えるか。

私たちが現場で行為をすれば、使用者側は用役チンピラを動員してひどい暴力 を振るう。警察が現代車の不法は擁護して、われわれは不法だと逮捕され懲戒 され、解雇される。だから労働者たちは現場では何もできない。

また工場の管理者を工場の入口などに配置し、用役と警備を動員して組合員を 萎縮させている。工場で何人か組合員が集まって話すだけで、管理者がきて、 席に戻れと言って、違和感を造成している状況だ。

2次闘争を準備している仲間たちに一言

組合員自身の心を動かしてほしい。法で認められた正規職という気持ち一つで 堂々とした気持ちで権利を勝ち取り、正規職化を実現して欲しい。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-02-16 01:05:01 / Last modified on 2011-02-16 01:05:03 Copyright: Default


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