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良才洞本社前、家対委と共にする『キャンドル文化祭』

「われわれはすべて第2の家族対策委だ」

ユン・ジヨン記者 2010.12.06 22:35

零下まで下がった寒さで手と足が痛くなってくるが、今日も相変らず良才洞の 現代起亜車本社前ではキャンドル文化祭の真最中だ。幾重にも服を着込んで キャンドル文化祭に参加した人だけで70余人。ずっと手をこすり合わせているが、 誰も先に席を立たない。午後7時30分から一時間以上、彼らは一か所だけを見て いた。まさに巨大な現代起亜車本社ビルだ。

文化祭の場所の横には、風にはためくビニールが2枚張られている。上京闘争を している現代車非正規職支会組合員の寝床だ。テントさえ張れない寝床だが、 瑞草区庁はそれさえ撤去しろと日曜に戒告状を送ってきた。12月6日午後5時ま でに撤去しろという警告だった。ビニールテントが撤去されるかと、組合員た ちは非常状態だ。団体会員も、万一の事態に備えて集まった。

上京闘争中のウ・サンス代議員は「ソウルの地面は最悪だ。良才洞にビニール テントを張るとすぐ、週5日働く公務員がすぐ駆け寄って戒告状を飛ばし、資本 と警察と区庁が結集して労働者を弾圧する」とし「連帯団体と共にこの最悪の 状態の良才洞の地面をきっとぶち壊す」と声を高めた。

だが文化祭の雰囲気は、どの集会に劣らず熱かった。遠方からやってきた『う れしいお客さん』に会えると浮き立っていた。6日午前、ソウル上京闘争をする ために蔚山からきた家対委の会員がその主人公だ。工場占拠闘争をしている夫、 または息子の闘争に共にするために、とにかくソウル行の列車に乗った。ソウ ルの冷たい夜風は馴染みもないだろうに、誰よりも熱心にシュプレヒコールを あげ、キャンドルを持つ。

「どのいうことか、ソウル見物をすることになりました。初めて国会議事堂に も行って、KTXにも乗りました。新郎に感謝申し上げます。これは笑うようなこ とではありませんが、それでも泣いてばかりいるわけにもいきません。初めは なぜこんなにまでしなければいけないのか、少しは夫が憎かったです。しかし、 なぜ彼が工場でご飯も食べられず、震えていなければならないのか知った後は、 泣いてばかりではいけないと考えました。実際にソウルに来ると、激しい風が とても寒くて驚きました。この寒い中で座り込み闘争をしていた解雇者の方と、 連帯してくれる人みんなを尊敬し、愛します。皆さんを信じて最後まで闘います。」

家対委のキム・ギョンジャ副代表の発言はりりしかった。「仲間を信じ、私を 信じ、非正規職を撤廃しよう」というスローガンも上手だった。あちこちから 拍手が溢れる。家対委の訪問は、座り込み闘争をしている組合員たちにも大き な力になった。ウ・サンス代議員は「家対委の支持訪問でとても力になった」 とし「家対委をはじめ、連帯訪問にきてくれた多くの方に感謝します。勝って 正規職になれれば、ここに来たみなさんに一杯おごります」と笑った。

民主労働党ソウル市党のキム・ジョンミン委員長は、集会参加者を『第2の家対 委』と称した。彼は「私は子供達が非正規職労働者にならない世の中のために 闘争している」とし「皆さんも子女が将来、非正規職の差別、抑圧を受けない 世の中のために戦っているのだから、わたしたちは第2の家対委だ。私たちみん なが第2の家族対策委になって、この戦いを勝利に導こう」と注文した。

蔚山工場の前に積まれたコンテナのように、良才洞現代起亜車本社前にはやは り『ソウル版夢九山城』の用役職員が立ち続けている。組合員の座り込みは、 相変らず『不法』扱いされ、その寒さは解ける兆しが見えない。だが家対委と 上京闘争中の組合員、そして連帯団体の気勢もすごい。参加者たちは現代起亜車 のビルに向かって「油断するな」と忠告したりもする。最後の発言者になった チェ・ソンフン組合員は、現代起亜車本社を見ながら「敗北を考えて闘う人は いない。私たちもこの戦い勝つために闘争する。闘争!」と力強く叫んだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-07 03:50:55 / Last modified on 2010-12-07 03:51:09 Copyright: Default

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