本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:仁川コルト楽器で金属決意大会
Home 検索
 


「焼身事態の責任をとれ」コルト-コルテック労働者

仁川コルト楽器で金属決意大会... 地方労働庁抗議訪問も

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年12月18日13時47分

コルト楽器を解雇された労働者のイ・ドンホ氏の焼身事態をめぐり、金属労組 が糾弾の声をあげた。金属労組は12月17日午後2時、仁川市富平区葛山洞コルト 楽器工場の中庭で、仁川支部、大田忠北支部所属組合員の参加により「コルト 楽器整理解雇粉砕、焼身事態解決のための金属決意大会」 を開いた。

▲17日仁川コルト楽器工場の広場で開かれた金属決意大会

▲イ・ドンホ組合員が焼身した場所のテント座込み場

この日の決意大会には、GM大宇非正規職、斗山インフラコア、漢拏空調、シー メンスVDO漢拏、トウォン精工、コルテック支会、キリュン電子分会など、仁川 と大田忠北地域の労働者、そして長期闘争事業場労組の組合員など約700人が集 まった。

金属労組のチョ・ミンジェ大田忠北支部長は、コルト楽器と同じ資本であるコ ルテック工場の労働者の実状を伝えた。チョ・ミンジェ支部長は「仁川コルト 楽器に労働組合ができてから、労組を見ずに済むようにパク・ヨンホ会長が作っ た工場が鶏龍のコルテック」とし「コルテック工場でも延長勤労と最低賃金、 強制転換配置に苦しんでいる。イ・ドンホ組合員が快癒するまで大田忠北と仁 川の労働者が連帯して、必ず解雇組合員を現場に送り戻そう」と演説した。

320日以上、工場内のテントで復職闘争を続け、12月11日に焼身自殺を試みたイ・ ドンホ組合員の回復を祈る声も続いた。コルト楽器工場から百メートルほど離 れたところにあって、普段から行き来がある大宇自販支会のキム・ジンピル支 会長は「イ・ドンホ組合員は闘争の現場にいつも参加する人だった」とし、イ・ ドンホ組合員の快癒のための連帯闘争を訴えた。

▲決意大会を終えた後、デモ行進のために工場に向かう労働者

午後3時30分頃、決意大会を終えた参加者は桂陽区葛山洞にある京仁地方労働庁 仁川北部支庁までデモ行進をして「労働庁がコルト楽器の不当解雇事態を傍観 したことがイ・ドンホ組合員の焼身を呼んだ」と糾弾した。仁川北部支庁前で は集会の参加者を阻止する警察としばらく小競合いがあった。

整理集会発言をしたコルテック支会のイ・イングン支会長は「10年、20年経ち、 からだが壊れるほど働いた労働者を一日で路上に追い出す汚いコルト-コルテッ ク資本を指導監督すべき労働部が、むしろこれを保護している」とし、「その ために長期闘争事業場に転落した労働者は、彼らに対抗して団結しなければな らない」と訴えた。

▲京仁地方労働庁仁川北部支庁前

▲北部支庁への抗議訪問の過程で警察と小競合いになった。

焼身したイ・ドンホ組合員をはじめ37人のコルト楽器労働者は、今年3月「物量 減少」を理由に会社から整理解雇され、300日以上復職闘争を続けている。8月 に地方労働委員会から不当解雇と判定されたが、会社側の不服で復職できずに いる。イ・ドンホ組合員は現在、3度の火傷で漢江誠心病院で治療を受けており、 金属労組は今回の事態に対して対策委を構成し、以後の対策を立てるという立場だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-27 15:25:21 / Last modified on 2009-09-30 14:26:44 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について