本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:もっと支援を
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1185843277231St...
Status: published
View


「われわれは一騎当千! もっと多くの連帯を」

[18:30]救社隊乱入試み、公権力投入秒読み

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月30日18時32分

救社隊の乱暴に座り込み組合員は不安に苦しむ

ニューコア-イーランド一般労組の占拠座り込み二日目、ニューコア江南店の キムスクラブ座込み場では絶えることなく緊張が続く。

▲座り込み二日目、30日午後3時頃に前日に続いて会社側の外注が座込み場進入を試み、警察と激しい衝突をした

午後3時頃から会社側の本社職員、外注職員と一部のテナント事業主で構成さ れた救社隊100人ほどがニューコア江南店新館からキムスクラブに入る入口で 昨日(29日)と同じように「座り込み隊は出ていけ」と叫び、警察ともみあいに なった。警察を体で押しながら入口に入ろうとした救社隊は、警察と一時間ほ ど対立して退いた。一部の救社隊が抗議訪問に民主労総へ出かけたという。

労組によれば、イーランド会社側は救社隊に出てきた職員に10万ウォンの商品 券を配ったという。会社側は「熱心に会社を守ってくれた代価」と話したという。

こうした救社隊の行動に、座込み場の組合員たちは恐怖と不安に震えている。 また、警察が公権力投入を警告する放送を行い、会社側も売り場内スピーカー を使って組合員を分裂させる放送を流し、組合員の不安はさらに高まっている。 現在、警察は公権力投入を決め、時期をうかがっているという。公権力投入は、 今夜か明け方が最も有力でないかという展望が支配的だ。

座り込み組合員「もっと多くの連帯を」

民主労総はそのため午後7時、ニューコア江南店前で文化祭を開催し全組合員 の総力集中を指示した。これ以外に、連帯組織の約400人は昨日の夜からキム スクラブ前で野宿座り込みを行い、集会を続けている。

民主労総の李錫行委員長も座込み場を訪問した。李錫行委員長に対し、座り込 みをしている組合員はもう少し民主労総の連帯闘争を要求した。ある組合員は 「恐ろしいが、われわれは一騎当千の姿勢で闘争する。引き出されても他の拠 点を作る」、「民主労総はどれくらい私たちと連帯できるのか」と李錫行委員 長に尋ねた。これに対して李錫行委員長は「民主労総の組合員も夏休みの季節 なので難しいが、最大限に組織して、全国労働者大会を開催し、組織化に東奔 西走している」として「最善を尽くす」と答えた。

イーランド会社側、再び「まず座り込み解除」

一方、会社側は再び「まず座り込み解除」の立場を持ち出した。労組側は占拠 座り込みを解くには会社側が誠実に交渉に臨むしかないと明言している。

前回の1次占拠の時も、イーランド会社側は「まず座り込み解除」をすべての 要求の前提条件とし、まともに交渉ができなかった。労組は「争点を中心に交 渉しよう」と要求したが、会社側は座り込み解除がすべての要求の前提だと固 執した。そのため3日間の交渉は成果なく終わった。

また、会社側は占拠座り込みが警察により強制的に解散した後では、代表理事 が交渉に参加しないなど、不誠実な交渉態度を維持してきた。これに労組はま た一度「誠実交渉」を要求して占拠座り込みに突入することになったのだ。

こうした状況でも、会社側の態度は何も変わっていない。ニューコアのチェ・ ジョンヤン社長は今日の午前、記者に対して「労組が売り場占拠座り込みを解 けば、労組が要求する場所の民主労総で交渉してもいい」と述べた。また「ま ず座り込み解除」条件を持ち出したのだ。

続いてチェ・ジョンヤン代表理事は占拠座り込みの単純加担者は善処できるが、 労組指導部には損賠仮差押さえ、告訴告発などの撤回はできないという立場を 再度確認した。

そのため事態は解決されるどころか会社側の不誠実な態度と政府の暴力的な 公権力投入などでさらに悪化している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-31 09:54:37 / Last modified on 2007-07-31 09:54:37 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について