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「顕著な成果なしで帰らない」

イーランド使用側「7日まで業務復帰」労組、「軽薄な策略」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月05日14時16分

イーランド使用側、「労組の要求を受け入れる意思はない」

イーランド一般労組が使用側の非正規職集団解雇に反対して、ホームエバー・ サンアム店で6日間の占拠座り込みを続けているが、イーランド使用側が5日、 記者会見を開き「7日まで現業に復帰すれば懲戒の程度を最小化するなどして 最大限善処する」と発表した。これに対して労組側は「顕著な成果があるまで は帰るつもりはない」と反論している。

イーランド一般労組と使用側は、昨日(7月4日)の午後5時、労働部の要請で使 用側との会合を持った。この席は、初めての交渉の場で、本交渉は明日(6日) の午後2時に行われる予定だ。難しい交渉だが、イーランド使用側は強硬な立 場を維持しているため難航が予想される。

▲イーランド一般労組のホームエバーサンアム店占拠座り込みが6日目をむかえている。/ チャムセサン資料写真

記者会見でホームエバーのオ・サンフン社長は「労組が要求する正規職化は、 現在のところ受け入れる意思はない」とし「労組の要求条件を受け入れると、 また別の混乱が起こる」と語った。

非正規法のためではない? みんな非正規法のためだ!
労組、「使用側の二重の態度は軽薄な策略」

またオ・サンフン社長は「非正規法施行に合わせて、非正規職を大量解雇する と労組が言っているが、これは虚偽の事実であり事実無根だ」と、労組が今回 の非正規職集団解雇事態を説明するために提示した論理に反論した。

しかしイーランド使用側の主張は、イーランド系列のニューコアのキム・ヨン ベ管理担当理事が今月の初め、ある報道機関とのインタビューで「非正規職保 護法に差別是正に関する部分が入っているので、会社は7月1日からそのような 法を守る義務がある。そのために(アウトソーシング)行っている」と話したこ とを否定するもので、説得力がない。現在ホームエバーで約400人、ニューコ アで約350人の非正規職が集団解雇されている。

▲イーランド非正規職労働者は「成果なしに帰らない」と言う。/チャムセサン資料写真

オ・サンフン社長は職務給制度に対する言及も忘れなかった。オ・サンフン社 長は「現在、ホームエバーが買収した後、リニューアルを終えた難しい状態だ が正規職化を決定し、現在521人を正規職に転換した」と話した。オ・サンフ ン社長が言う正規職化は、この前発表した『職務給制度正規職採用』を示すも ので、これに対して労組は「形だけの正規職化」と反発している。

実際、ホームエバーが断行した職務給制度は、非正規職労働者を転換するもの ではなく、再採用方式を採択している。チーム長と店長の推薦を受けられなけ れば職務給制度に応じた労働者でも解雇される。また職務給制度はその対象を 『2年以上勤続した非正規職』としており、2年雇用時の正規職化と差別是正措 置から逃げるための分離職群制と解釈されている。

これに対してイーランド一般労組のホン・ユンギョン事務局長は「現在職務級 に転換された労働者の処遇がどうなるのかさえ言及されていない」とし「職務 給制度はにせ物の正規職で、むしろ永遠の差別のための使用側の術策」と指摘 した。

こうした使用側の記者会見についてイーランド一般労組は「二重的態度を示し て交渉に臨もうということ自体、すでにこの事態の解決を自分たちにとって有 利な方に導こうとする軽薄な策略だ」「最後まで闘争する」と明らかにした。

原文(チャム セサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-08 19:19:55 / Last modified on 2007-07-08 19:19:55 Copyright: Default

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