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「韓米FTA阻止」ロウソクの火で埋まった明洞聖堂

500余人の参加者、3次大会決意を高める

イ・コンマム、ラ・ウニョン、チェ・イニ記者/ 2006年11月29日14時28分

警察が集会を許可せず、暴力的に集会デモを防いでいるが、農民、労働者たち は韓米FTA交渉中断を要求する第2次国民総決起を進行した。

警察の侵奪で散開した2次国民総決起の参加者は旗を立てて三三五五集まり、 明洞聖堂に移動した。

参加者は明洞聖堂入口農協前から中央路のウリ銀行までの間で座り込み、キャ ンドル文化祭を始めた。文化祭のあちこちではチラシを配ったり、プラカード 宣伝戦および明洞街頭宣伝戦も同時に進められた。

キャンドル文化祭の司会をしたチョンボイン韓米FTA阻止汎国民運動本部文芸 チーム長は「公権力と政権の弾圧の中でも2次総決起を終え、この場に座った 同志が誇らしい」と話し始めた。参加者にロウソクを配り、ロウソクの火を分 けながら、この日総決起の日程を終えた。

キム・ソンマン文芸働き手の文化公演に沸き、チョン・グァンフン汎国本共同 代表の「DOWN DOWN FTA」のスローガンを共に叫び、これからの戦いの決意を 集めた。

寒い中でも、第2次国民総決起に参加した人々は、火を持ち上げて12月6日に 予定されている第3次総決起での再会を約束した。

[18:40]警察の「検挙作戦」で大会中断

警察が集会の参加者を「検挙」する作戦に突入した。この日午後6時30分頃、 警察は物理力を使って韓国銀行ソゴンビョル館前で対峙していた集会参加者た ちを排除し始めた。警察の検挙が始まったため集会は中断され、参加者たちは 再び散開した。

この日の午後4時50分頃、南大門警察署長は「公権力で強制解散させる」とい う警告放送を始めた。「歩道に移動しなさい」という警告放送を行い、明洞の ロッテデパート前の交差点を占拠した参加者と対峙した。しかし大会参加者た ちは道路占拠を解かずに座り続け、連座デモに突入した。

チ・グムジョン文化芸術共対委執行委員長は「憲法でも保障されている集会そ のものを政府は源泉封鎖しているのに、なぜ暴徒だというのか」と問い、「今 の交通渋滞は少しの間だが、韓米FTA交渉で塞がる私たちの未来は永遠だ」と 韓米FTA交渉反対闘争の重要性を力説した。

6時頃に連座デモをしていた参加者たちは、ロッテデパート前から裏に回り、 韓国銀行ソゴンビョル館側へと民衆デモ行進を続けると明らかにした。しかし 6時20分頃、警官が韓国銀行前の5通りの全車線を塞ぎ大会の参加者と対峙した。

警察と対峙した農民たちは白菜を警官に投げ、非暴力的に抗議した。しかし警 察は「集会参加者が歩道の敷石を壊している」と事実を歪曲し、集会参加者を 検挙する作戦を始めた。警察の説明と異なり、現場には割れた歩道ブロックは 全く見つからず、むしろ明洞の通りには白菜の切端が散在している。

一方、散開した参加者たちは明洞聖堂に集結し、キャンドル集会を続ける計画だ。

[17:40] 第2次民衆総決起、明洞で開始

政府の強力な弾圧も、「韓米FTA阻止」の声を塞げなかった。

この日、韓米FTA反対汎国本の会員1500人は、当初の大会予定地だった市庁前 が警察により完全封鎖されたため、三三五五散開した後、奇襲的に明洞ロッテ デパート前に集結し、午後4時40分から韓米FTA反対2次汎国民総決起の本大会 を始めた。

大会開始後、ロッテデパートに到着した警察2千人は集会参加者を取り囲んだ 後、宣伝カーから「自主解散」を要求した。しかし参加者は解散を拒否した。 参加者が集会を続けようとしたため、警察は彼らを歩道に押し出そうとした。 この過程で警察と参加者の間で激しい衝突が起き、負傷者が発生した。

5時40分現在、警察は3回目の警告放送をしていて、強制解散に突入する態勢だ。 参加者たちはこれに動揺することなく占拠を維持したまま集会を続け、警察と 対峙している。

[16:30]汎国本1500人がロッテデパート前を占拠

警察の源泉封鎖で全国あちこちで衝突が行われているが、29日の午後4時30分 頃、労働者、農民、社会団体活動家1500人が明洞ロッテデパート前で再び全車 線を占拠してデモをしている。

この日、ソウル駅、光化門、大統領府前などでそれぞれ事前集会を開催しよう とした民主労総、全国農民会総連盟、韓米FTA反対ソウル組織委をはじめとす る社会団体の会員は、警察の封鎖を振り切って散開した後、この日の午後4時 10分頃に明洞の新世界前に集結した。

彼らは集結した後、明洞の新世界デパート前の道路を奇襲占拠し、その後、本 大会が予定されている市庁方向にデモ行進をして「盧武鉉政権退陣」、「韓米 FTA中断」等のシュプレヒコールをあげた。

[16:10]ソウル組織委、東大門運動場前を占拠デモ、その後明洞に移動

警察は集会を妨害したが、光化門東和免税店前で開催した韓米FTA反対ソウル 組織委(ソウル組織委)の会員は、この日午後3時頃に東大門運動場前で奇襲デモ を展開した。

この日の午後に光化門で集会を終えたソウル組織委会員約400人は散開後、 午後3時頃に東大門運動場前に集結した。彼らは奇襲的に東大門運動場前の 車線すべてを占拠し、「韓米FTA反対」、「民衆総決起成功しよう」などの シュプレヒコールをあげ、鍾路方向にデモ行進をした。

鍾路6街では警察が全車線を防ぎ、デモ行進をしていた集会参加者が鍾路方向 に向かうことを阻止した。そのため参加者は方向を変え、明洞側にデモ行進し た。明洞ミリオレ前に到着した参加者たちは座りこみデモをしている。

一方、午後3時には大統領府の前で決意大会が開かれた。警察側はこの日、大 統領府前の集会を許可しない方針で、景福宮駅交差点から清雲洞までを数十台 の警察バスを動員、労働者を統制した。この渦中でも300人ほどの労働者が 孝子洞事務所前の歩道に集まったが、警察が解散警告放送を続けて宣伝カーを 牽引するなど極度の混乱になり、決意大会の開始が30分ほど遅れた。

民主労総のチョ・ジュノ委員長は演説で「集会・デモが保障される国で不法に これを統制するこの国には、果たして憲法が存在するのか」と糾弾し、「労働 者、農民を捕まえる大統領は必要ない。即刻辞任しろ」と要求した。

参加者らは「ハ・ジュングンを生き返らせろ」、「韓米FTA反対」などの シュプレヒコールをあげて、30分ほどで解散した。

[14:00]ソウル組織委、警察の封鎖を突破して決意大会進行後に移動

29日、韓米FTA反対ソウル組織委は光化門東和免税店前で集会を開き「韓米FTA 反対」、「民衆総決起成功」と声を上げた。

警察は申告された集会なのに、3中隊を動員して東和免税店前に車壁を築いて 集会参加者を阻止した。警察は集会申告者である民主労総ソウル本部以外の団 体が集会に参加することを阻止するとし、旗とプラカードの不審検問を行った。

警察は「申告された集会の内容と違う内容なら不法集会」と言って参加者を阻 止した。そこで記者たちが申告された集会の内容を尋ねると、警察は「知らな い」と答えた。そのため集会の参加者たちは警察の不法行動に強力に抗議した。

イ・ジェヨン民主労総ソウル本部首席副委員長は「6月抗争を思い出そう」と し「彼らが防げば防ぐほど、われわれは韓米FTA反対の声をさらに高める」 と話した。

チョン・ジョングォン民主労働党ソウル市党委員長は「全斗煥独裁政権の時も、 われわれは沈黙したり奴隷として暮すことはなかった。合法集会も不法にして 居住・移転の自由も防ぐ警察を強く糾弾する」と話し「民衆の胸に大釘を打ち 込んだ盧武鉉政権を粉砕しよう」と叫んだ

集会参加者は「民衆総決起を成功させよう」と叫び、「午後4時、必ず汎国民 大会場に集まろう」と言って集会を終えた。彼らは民衆総決起場所に移動して いる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-11-30 05:01:33 / Last modified on 2006-11-30 05:01:33 Copyright: Default

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