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蔚山プラント労組ストライキ50日目、SK正門前で一戦

指導部落髪式と組合員拘束決断式、数十人が負傷

チェイニ記者

蔚山建設プラント労組は5月6日ストライキ50日目を迎え、蔚山石油化学団地内 の外国人専用工業団地敷地で集会を開いた。

労組はこの日の集会でパクヘウク委員長をはじめ、ソンミョンジン・チェグァ ン分会長、チェヨンチョル企画局長、キムムニョン配管分会長など、 ストライキ指導部の落髪式と、全組合員が拘束を決意する決断式を進行した。

*拘束を決断して削髪するパクヘウク蔚山建設プラント労組委員長:蔚山労働ニュース*

建設産業連盟のペクソックン副委員長、民主労総蔚山本部イホング本部長など、 壇上に上がった発言者は「団結して最後まで闘争しよう」という演説で決意を 高め、これに千人あまりの集会参加者全員が壇上に上がり「ゼネスト闘争勝利」 と書かれた大型幕に手形を押し、拘束を決意する闘争を確かめ合った。

*拘束決断式を行う蔚山プラント労組組合員:蔚山労働ニュース*

*ある組合員の手形と決議文。「息子よ、父は堂々としたドカタだ」蔚山労働ニュース*

集会参加者は大会を終え、SK蔚山工場の正門に向かったが、投入された警察兵 力にすぐ遮られて一時間程熾烈な攻防を行った末、正門に進入した。

午後2時30分にSK正門に到着した参加者は「高空籠城をしているベッセル精油 塔を鎮圧するな」、「籠城者たちに食べ物と雨具を上げろ」、「SKは協議を始 めろ」などを要求して対立し、消息を聞いて続々と集まってきた蔚山地域の労 働者が次第に増えたため、警察と隊伍の間に緊張が走った。

以後、警察は兵力を急速に増加させ、鎮圧の兆しを見せたため参加者は市内側 に移動したが、警察はまた午後4時頃に市内で行進している参加者を包囲・強 制鎮圧した。これに激しく抵抗する過程で数十人の負傷者が発生した。

*負傷した組合員:蔚山地域建設プラント労働組合*

現在、組合員は民主労総蔚山地域本部前で整理集会を開き、解散した状況だ。 一方、5日家族対策委に対する暴力と6日の過剰鎮圧に対して民主労働党の蔚山 市会議員をはじめ20余りの市民社会団体が蔚山南部警察署を抗議訪問する予定だ。

2005年05月06日18時21分

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)

蔚山南部警察署、抗議訪問に来たプラント労組の家族に暴行

籠城団レインコート支給要請に対し、殴打と性暴力

チェイニ記者

SK蔚山工場精油塔を占拠して6日目の高空籠城を行っている蔚山建設プラント 労組の家族対策委に対し、蔚山南部警察署が無差別に暴力を加える事件が発生 した。

5月5日、雨が降るという消息を聞いた組合員の家族は、深刻な危険が予想され る高空籠城現場にビニールとレインコートを上げてくれとし、前日から蔚山南 部警察署に要請していたが回答がなかったため、5日の夕方に警察署前で抗議 訪問を行った。

*籠城団にレインコートを上げてくれと哀願する家族対策委会員:蔚山労働ニュース*

雨が降るなか、警察署前に集まった家族対策委所属の10人ほどの女性会員が警 察署に入ってレインコートさえ上げてくれない警察の態度に抗議すると、機動 隊数十人を動員して内部を統制し、家族対策委ひとりに4-5人の機動隊がつい て四肢をつかみ警察署のそとに叩きつけた。

*警察に四肢をつかまれて追出される家族対策委:蔚山労働ニュース*

これに抵抗する過程で首を捕えられた家族対策委会員の服が破れ、上着が脱げ るといった性暴力まで発生したが、警察は失神した会員を投げ、これに抗議す る建設プラント労組組合員を集団殴打して頭に負傷させた。

*警察の暴力に抗議し、盾で殴られ負傷したプラント労組組合員:蔚山労働ニュース*

今回の集団暴行事態に関し、建設プラント労組と民主労総蔚山本部が即刻抗議 したが、蔚山南部警察署長と当直の警官は「わからない」という答弁を続け、 組合員の憤怒を買っている。

*蔚山労働ニュース*

2005年05月06日14時16分

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-05-06 22:57:22 / Last modified on 2005-09-05 08:16:44 Copyright: Default

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