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文政権の民主労総弾圧…組織室長の自宅を押収捜索

全国労働者大会宣伝カーの運転手の携帯まで押収

キム・ハンジュ記者 2019.12.02 13:17

[出処:チャムセサン資料写真]

警察が11月9日に開かれた全国労働者大会が不法だったとし、 民主労総幹部の自宅の押収捜索を行い、論議がおきている。 文在寅(ムン・ジェイン)政権がスタートしてから 民主労総の幹部3人が拘束され、6人が裁判にかけられ、 公安警察が労働者闘争を弾圧しているという批判も出てきている。

民主労総によれば、警察は12月1日の午前10時15分から11時40分頃まで、 民主労総のソク某組織室長の自宅を押収捜索した。 この日、3人の警官がソク室長の携帯電話を押収し、 自宅にあるPCなどを捜索した。 警察は特殊公務執行妨害の容疑が書かれた令状を提示したと民主労総は伝えた。

同時刻、警察は全国労働者大会の時に宣伝カーを運転した運転手の携帯電話も押収した。 労働者大会の整理集会で宣伝カーが国会前まで進出したという理由だ。 警察は運転手の携帯電話で、誰が指示したのかなどを捜査するものと見られる。 運転手は民主労総の幹部ではないが、捜査の対象にされ、 警察が過度な捜査をしているのではないかという批判が出てきている。

全国労働者大会は11月9日に国会前で開かれた。 この大会に労働者、市民約10万人が参加した。 労働者は弾力勤労制単位期間拡大、最低賃金決定構造改編など、 国会の「労働改悪」を止めることを要求した。 労働者たちは警察が車壁を設置した国会前まで進出したが、 車壁を越えられなかった。 大会を主催した民主労総はこの日の午後7時頃に集会を終えた。

民主労総は12月2日午前11時、警察庁の前で記者会見を行って 「公安警察の民主労総捜査は最低賃金1万ウォン放棄、 労働時間短縮放棄、労働基本権保障放棄に動く 出した文在寅政権の回答だ」とし 「(労働者大会の要求は)文大統領をはじめとする与野の政治家たちが 大統領選挙の前から約束してきたし、 社会の構成員が合意した内容なのに、 政府は『労働絶望』への逆行ばかりか、 約束履行の要求にクツワをはめる捜査に入った」と明らかにした。

民主労総のキム・ミョンファン委員長は記者会見で 「警察は8か月間、国会をマヒさせて騒然とさせた自由韓国党は1回も押収捜索をせず、 民主労総に対しては1、2か月に1回ずつ家に訪ねてきている」とし 「公安警察は強者の自由韓国党には弱く、 保護され社会的責任を全うしようとする労働者民衆には、 すべての権力を動員して口を防いでいる。 民主労総はこれに屈することなく、 労働基本権拡大のための総力闘争に立ち上がる」と声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-12-03 11:32:33 / Last modified on 2019-12-03 11:32:35 Copyright: Default

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