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セブランス病院、労組破壊直接介入疑惑

業務日誌で用役に「民労対応」を指示...労労対立も助長

キム・ハンジュ記者 2016.10.07 14:02

延世大学校セブランス病院が清掃労働者労組 (民主労総公共運輸労組ソウル京仁地域公共サービス支部) 破壊に直接介入したという証拠が出てきた。

セブランス病院は9月11日、清掃用役契約を結んだテガBM(株)に業務日誌の形態で 「民労(民主労総)集会予告、徹底対応を望みます」と書き、直接指示した。 ソウル京畿支部は、チェ氏がセブランス病院事務チーム職員だと明らかにした。

ソウル京畿支部が確保した資料によれば、用役会社のテガBMは常に業務日誌を作成し、 セブランス病院事務チームの決裁を受けていた。 この事務チームの職員は、業務日誌の特異事項欄に労組破壊指示事項を書き、 またテガBMに送った。

▲セブランス病院と用役契約を結んだテガBM(株)の業務日誌。ソギョン支部は7日、署名欄の担当、パート長、チーム長」がセブランス病院事務チーム職員」だとし、セブランス病院の労組破壊介入疑惑を提起した。[出処:公共運輸労組ソウル京畿支部]

セブランス病院は9月8日、病院の労働者たちが団体協約を閲覧するために韓国労総の新村延世労働組合事務室を訪問したことに対し、 9月20日に「(事務室)乱入の件に対して法的措置の進行を願います」とテガBMに指示した。 訪問した時、韓国労総新村延世労働組合の委員長は閲覧を拒否した。 現場にいたテガBMの職員、病院事務チームの職員、保安要員などが退去を命令した。

セブランス病院は9月25日、テガBMに 「週末に民労組合員の仕業と見られる民労総ビラが医院長室などに配布された点に留意して、 週末の休日に民労ソウル京畿支部組合員の動向把握集を願います」、 「民労、韓労、非労人員現況詳細をデータでください」という指示事項を送り、 査察した疑惑も広がっている。

▲民主労総組合員動向を把握しろというセブランス病院事務チーム職員の指示。[出処:公共運輸労組ソウル京畿支部]

セブランス病院はまた直接テガBMに労-労対応の誘導を指示した。 セブランス病院は9月7日、テガBMに 「(ソウル京畿支部の)韓国労総執行部訪問騒乱などは、鉄産労(韓国労総鉄道社会産業労組)委員長にリアルタイム伝え、『労労対応』の誘導を願います」という業務日誌を書いて渡した。 病院の指示があった次の日、鉄産労は「民労ソウル京畿支部は労労対立を誘発するな」という宣伝ビラを貼りだした。

▲労労対応誘導しろというセブランス病院の指示。テガBM(株)はこれに肝に銘じると答えた。[出処:公共運輸労組ソウル京畿支部]

公共運輸労組法律院のパク・ヨンウォン公認労務士は10月7日、 セブランス病院の前で開かれた記者会見で 「(セブランス病院が)請負をしておきながら直接介入するのはおかしい」とし 「ソウル京畿支部が多数労組なので、当然交渉に応じなければならないが、 病院はテガBMの後に隠れて使用者として何の責任も義務もないと話した。 病院の支配介入と不当労働行為は、使用者以上の責任と役割を見せている」と伝えた。 パク・ヨンウォン労務士は、セブランス病院が労組法81条(不当労働行為)、 勤労基準法17条(勤労条件の明示)に違反していると話した。

▲民主労総公共運輸労組ソウル京畿支部は10月7日にセブランス病院の前で「清掃労働者労組破壊直接介入、セブランス病院糾弾記者会見」を開いた。写真は労組破壊工作を粉砕しようという趣旨のパフォーマンス。

ワーカーズは関連事実を確認するために、 セブランス病院の広報チームに数回電話をしたが、つながらなかった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-10-12 10:08:29 / Last modified on 2016-10-12 10:08:30 Copyright: Default

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