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韓日共通の歴史教材発行、「青少年に聞かせる未来の歴史」

全教組-広島県教職員組合が日韓同時記者会見

チョン・ジェウン記者 2013.03.29 17:04

韓国と日本の歴史教師が韓国の近現代史を重点的に扱った韓日共通歴史教材を 発行した。

全教組大邱支部と広島県教職員組合は、3月29日午後、全教組で記者会見を行い、 歴史教師15人が2005年から7年間の準備の過程を経て共同執筆した韓日共通の 歴史教科書副教材を発行したと明らかにした。

この教材「韓国と日本、その間の歴史」は、2005年に発行された「朝鮮通信使」 に続く二番目の韓日共通の歴史教材で、韓国版、日本版が同時に発行された。 記者会見も同じ日に韓国と日本で同時に開かれた。

今回の教材は、日本軍慰安婦被害者、強制徴用被害者、植民地支配と独立運動、 親日反民族行為など、大きな韓国近現代史を扱っている。合計235ページで、 △開港と近代化、△侵略と抵抗、△植民地支配と独立運動、△戦争で平和の 4部に分けて内容が扱われている。

また、2005年の壬辰倭乱(文禄の役)以後の朝鮮末期時代を扱った教材の「朝鮮 通信使」発行後に、開港期から1945年の光復以後までの日帝強制占領期間を含 む近現代史を、日韓の教師が共同執筆したのは初めてだ。

韓日共通教材は、2001年に日本右翼団体の検認定教科書採択が社会的に問題に なり、日韓の教師が「悪い歴史教科書」の採択運動を越え、国家を越える共通 の歴史認識を持つ「良い教科書」を作ることに同意して始まった。

これに関連して、2001年2月、全教組大邱支部と日本の広島県教職員組合が相互 交流と協力に関する議定書交換に合意し、同年7月、議定書を締結した。

執筆陣は「この本は、歴史的に持続的で鋭い対立関係を経験した日本と韓国の 教師が、学生にどんな歴史を教えるべきかを悩んだ結果」とし「対立の過去の 歴史を回避したり歪曲せず、しっかり直視することで反省と省察が可能であり、 歴史の和解による平和と友好の未来に進める」と明らかにした。

全教組のイ・ヨンジュ首席副委員長は「10年間、歴史交流事業を続けた日韓の 教師は、学生に希望を見ている。この本は教育の未来に進む作業だ」として 「未来の学生教育を通じ、希望と平和を作り出せると信じる」と話した。

広島県教職員組合の藤井睦弘執行部委員長は「わが教職員組合は原爆で廃虚に なった広島で、平和と人権教育を中心として活動している」とし「韓国と日本 はまだ、近くて遠い国で、両国の歴史を正確に認めることで、本当の友好関係 が本質になると思う」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-03-30 16:38:04 / Last modified on 2013-03-30 16:38:04 Copyright: Default

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