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北朝鮮の核実験「李明博-オバマ1期の対北朝鮮強硬政策の失敗宣告」

国内外の北朝鮮専門家が全面的な基調転換を要求

チョン・ウニ記者 2013.02.13 16:41

北朝鮮の核実験に対し国際社会の非難があふれているが、北が核実験を強行し た究極的な原因は、韓米の対北朝鮮強硬政策にあるという批判が提起されてい る。国内外の北朝鮮専門家は日ましに強まる北の威力挑発は、李明博(イ・ミョ ンバク)-オバマ1期体制の北朝鮮強硬政策に対する失敗宣告で、全面的な基調の 転換が必要だという立場だ。

[出処:http://www.democracynow.org/画面キャプチャー]

2月13日〈孫石熙の視線集中〉で、延世大政治外交学科のムン・チョンイン教授 は「軍事的行動も、今までの経済的制裁、対北朝鮮制裁も、ほぼ20年続けてき たが、あまり効果がなかった」とし「結局、交渉による妥結という方向に行か なければならず、その点で六者会談はまだ有効だ」と指摘した。

平和と統一を開く人々のチョ・スンヒョン平和軍縮チーム長は、非核化不可の 宣言と核実験に深い憂慮を示しつつ「核実験の最大の理由は米国による北朝鮮 への核攻撃を含む敵対政策にある」とし全面的な政策変化の必要性を提起した。

彼は「米国は、朝鮮戦争以後、北への核攻撃の威嚇を続けている」とし「米国 は、2007年の9.19共同声明や、2010年の2.13合意をまず破綻させ、最近の北の 人工衛星発射に対し国連安保理制裁を主導して北を威嚇してきた」と説明した。

北朝鮮も2月12日「わが共和国の合法な平和的衛星発射の権利を乱暴に侵害した 米国の暴悪非道な敵対行為に対し、国の安全と自主権を守護するための実際的 な対応措置の一環として行なわれた」とし、今回の核実験が2月前の衛星発射に 対する米国の制裁措置によるものだと明らかにした。

チョ・スンヒョン チーム長は、結局「朝鮮半島の核問題は、制裁と圧迫軍事的 な措置では解決できず、すぐ対話に動くべきだ」とし、「朴槿恵(パク・クネ) 当選者は、敵対政策で南北関係を破綻させた李明博政権の北朝鮮政策を教訓に して積極的に動くべき」と話した。

韓神大国際関係学部のペ・ソンイン教授は、「北が93年に核技術の開発を始め、 2006年に核実験に成功し、実質的に核保有国になった」とし、「対話と交渉で 問題を解決すべきだったが、李明博政権は北朝鮮崩壊論を主張し、また意図的 に無視して、逆に北の反発を呼んだ」と指摘した。彼は「北の核問題をむしろ 混乱させたのは李明博とオバマ政府」と釘をさした。

北の核実験の背景とこれに対する韓米の責任については国外の専門家も似たよ うな立場だ。

2月12日、米国の独立放送〈デモクラシー・ナウ〉の朝鮮半島専門の独立メディ ア活動家チームのショロックも、韓米の対北朝鮮強硬政策の逆効果を指摘した。 彼は、重要なことは北の声明に現れているとし、北は核実験によって「米国の 敵対を阻止しようとしている」と指摘した。ショロックは結局「北は韓国との 戦争を中断させる平和条約を望んでおり、彼らは米国との直接交渉を望む」と し、これが核兵器を阻止する唯一の道だと強調した。

12日、英国の日刊紙〈ガーディアン〉で、ソウル国際危機監視機構のダニエル・ ピンクストンは「問題は、状況が拡大するかどうか」とし、「一定の犠牲とそ れによる結果があるだろうが、その結果のために北朝鮮が核を放棄するという 推定は主観的な希望でしかない」と見た。彼は特に「外部では中国が行動すれ ば、北朝鮮が正気に戻って核政策を再考すると思うかもしれないが、北朝鮮側 は、まさにそのために核を必要としている」とし「これほど外部の世界が敵対 的だというのに、誰が核強国になりたくないと思うか」と反問した。

12日、ドイツの〈シュピーゲル〉は、北朝鮮の核実験は技術的に進歩しており、 ミサイル射程距離も米国本土に達したことで、米国は抑止政策の失敗に直面し たと評価した。

ハンブルグ大学平和研究センターのゲルハルト・キルフナーは〈シュピーゲル〉 で、「抑止という米国の戦略は失敗した」とし「米国はもう発生したことに対 し、正確に対応しなければならない」と指摘した。

キルフナーはまた、米国は中国の対応を期待しているが、中国の立場は疑わし いと指摘した。彼は、中国は石油やその他の重要な生産品を北に運んでいるが、 国境には統制されない闇市があるので北の圧迫効果は制約的で、太平洋で力を 強めようとしている中国は結局、米国より北の側に立つと見た。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-02-13 21:39:32 / Last modified on 2013-02-13 21:39:32 Copyright: Default

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