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韓国:大法院、竜山捜査記録の公開拒否に国家賠償判決
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大法院、竜山捜査記録の公開拒否に国家賠償判決

「違法に進められた裁判、拘束撤去民を即刻釈放しろ」

ユン・ジヨン記者 2012.11.16 17:47

大法院は、竜山惨事の捜査記録公開拒否に関し「国家が撤去民に賠償しろ」 という確定判決をした。

大法院(朴炳大最高裁判事)は11月15日、検察が竜山惨事捜査記録の公開を拒否 したことについて「検察が職務上の義務に違反」したとし「国家は撤去民に 賠償しろ」という原審判決を確定した。

2010年2月、竜山惨事拘束撤去民は「検察が捜査記録を出さないことで基本権を 侵害され、大きな精神的衝撃と苦痛をあじわった」とし、国家を相手に損害賠償 請求訴訟を提起した。

当時、ソウル地方法院は原審で「被告(大韓民国)は撤去民に各々300万ウォンを 支払え」と判決したが、国家は法院判決を不服として控訴した。だが大法院は 今回の判決で国家の控訴を棄却し、竜山惨事拘束撤去民の主張を認めた。

2010年6月、憲法裁判所も同事案について「検察は撤去民の公正な裁判を受ける 権利と弁護人の助けを受ける権利を侵害した」とし違憲と決定した。

今回の判決に関し『竜山惨事真相究明および再開発制度改善委員会』は論評を 発表して、拘束された撤去民の即刻釈放と、竜山惨事真相究明、責任者処罰、 事件の再審を要求した。

彼らは「控訴審が違憲的で違法な条件で行われた1審裁判の記録を重要証拠資料 と採択して裁判が行われたので、竜山裁判の正当性がないことが認められた」 とし「違憲的で違法な裁判で重刑が宣告され、拘束された撤去民を即刻釈放し なければならない」と強調した。

続いて「また、政府と法院は惨事の真相究明と責任者の処罰、撤去民の名誉 回復のための竜山惨事事件の再審を即刻実施しろ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-11-17 20:38:14 / Last modified on 2012-11-17 20:38:14 Copyright: Default

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