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進歩大統合、社会党を除き合意、職権調印が内紛を呼ぶか

党運営方案付属合意文2を廃棄、「党組織共同運営」と表現

キム・ヨンウク記者 2011.06.01 06:19

『進歩大統合と新しい進歩政党建設連席会議(連席会議)』は、5月31日午後2時 から代表者会議を開き、翌日の午前5時に最終合意文に署名した。だが社会党は 合意に同意せず、片肺という議論は避けられそうもない。

また6月1日午前4時、最終合意の過程で民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表 と姜基甲(カン・ギカプ)統合推進委員長、進歩新党の趙承洙(チョ・スンス)代表、 ノ・フェチャン新しい進歩政党推進委員長の4人が2+2両者交渉を行い、北朝鮮 問題に最終合意案を出し、党内での議論を経ず直ちに代表者連席会議場に直行 したため、職権調印の議論も起きている。

進歩新党は最終合意の過程を見ていたキム・ジョンジン、キム・ウンジュ、パク・ ヨンジンの3人の副代表は最終合意案に反対し、承認にも反対すると明らかにした。 新しい進歩政党推進委の委員も6:2で反対が多かった。民主労働党も交渉単位から 2人を除き全員反対したと言われ、両党代表の職権調印議論は簡単には収まり そうもない。これに伴い、進歩両党が議決で深刻な内紛に陥りそうだ。 今回の合意に反対する進歩新党副代表と新進推委員は1日午前に立場を発表する 予定だ。社会党は6日の中央委で連席会議への参加を議論すると発表された。

▲合意文に署名をした後、互いに握手をする連席会議代表

職権調印議論でも否決には負担

しかし6か月ほどの議論と大統合への労働界と社会団体の強い圧迫の末に導出し た案は、大きな流れとされている状況なので、否決することには負担が大きく、 通過する可能性も高いと分析されている。また両党代表とも、あらゆる政治力 を動員して党員を説得するという姿勢だ。

李正姫代表は合意署名の直後、「議決の手続きが残っているが、合意文署名か ら議決までの困難より、新しい進歩政党への期待と参加のほうが大きいだろう。 進歩政党を育て、足りない部分を未来で埋めて行く」と明らかにした。

今回の統合を一番強く圧迫していた民主労総のチョン・ウィホン首席副委員長 は、「すでに矢は離れた。民主労総組合員の90%が統合を望んでいる。期待を止 められない」と強い自信を示した。

民主労総は、合意文の発表後に「連席会議の今回の合意は進歩陣営の統一団結 でMB-ハンナラ政権を審判し、進歩の価値を実現しろという労働者民衆の切なる 要求を反映したものと評価する」とし「民主労総は代議員大会をはじめとする 各級の議決単位で再三再四確認した通り、連席会議の決定を尊重して10万党員 加入運動など、第2の労働者政治勢力化に邁進する」と明らかにした。

▲最終連席会議代表者会議が始まる前は社会党も共に手を握った。

今後の党運営方案でさらに大きな火種か

合意案は、全般的に進歩新党が当初の態度からかなり譲歩したと解釈される。 進歩新党3.27党大会で決めた北核反対、3代世襲反対は民主労働党の意見をかな り反映し、遠回しで軟らかい表現で合意した。特に党運営方案で進歩新党が 『付属合意文2』等で強く要求した中央党と地域党部の共同運営、共同執行部の 構成などがあい昧な表現になり、今後さらに大きな議論の火種になりうる。

この日、終盤まで激しい争点になった北朝鮮問題について両党は、「北朝鮮に 対して強まる米国と南韓の圧迫と、北朝鮮の核開発などによる朝鮮半島の軍事 的な対決状態を克服し、恒久的な朝鮮半島および東北アジア平和体制を構築す るために、朝鮮半島非核化、従属的韓米同盟体制の解体、駐韓米軍の段階的な 撤収、休戦協定の平和協定への交替、南韓の先制的軍備の凍結と南北相互の軍備 削減、東北アジア多者安保体制の構築などを積極的に推進する」と合意した。 進歩新党が党大会で決めた北核反対を『朝鮮半島非核化』等で文言化した。

また最も熱い争点だった3代世襲反対については、さまざまな仲裁案と2+2合意案が 出された中、最終的に「6.15精神により北の体制を認め、『北の権力継承問題は 国民感情として理解し難く、批判的な立場を明らかにしなければならない』という 見解を尊重する」という文句で合意した。

2012年の大統領選挙選挙連帯方針をめぐっては「新自由主義克服に関する主な 政策に対する価値を確固たる基準としなければならない」と合意した。

覇権主義と党運営に関しては「党運営では、覇権主義を克服して党員が中心に なる民主的な党運営を実現する。そのために覇権主義と分派主義を克服し、 統一団結という観点から多数が少数に配慮し、多数の公職および党職候補を選出 する選挙では1人1票制、一程の時期まで共同代表制などによる党組織の共同運営、 合議制尊重の原則で党を運営する。こうした精神に立脚し、党運営の具体的な 方案は今後の合意を通じ『付属合意書2』に盛り込む」と合意した。

連席会議はまた「『付属合意書2』は議決機構または担当機構での議決を経て、 新設党統合の形で9月までに新しい進歩政党を建設する」という条項も置いた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-02 03:37:31 / Last modified on 2011-06-02 03:37:33 Copyright: Default

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