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G20による外国活動家の追放、国際問題になるか

[国際通信]フィリピン外務部、抗議を検討..韓国大使館前で韓国政府批判デモ

チョン・ウニ(客員記者) 2010.11.09 11:28

フィリピンの活動家を追放した韓国政府に対して、フィリピン社会の批判が強 まっている。

フィリピンの代表的な全国日刊紙のインクワイア(inquirer.net)は11月9日、フィ リピン外務部(DFA)がフィリピンの活動家の追放についての対応で、韓国に対す る外交的抗議の可能性を排除していないと報道した。彼らはソウルにあるフィ リピン大使館からの「追加の情報」を待っている。

「追加情報を基礎に担当者が分析し、韓国当局にはっきりとした提案を提起す るかどうか慎重に考慮する」とJ. エドアルド・マレー外務部報道担当者はイン クワイアに述べた。

▲フィリピンの活動家がマニラの韓国大使館前でデモをしている。[出処:http://english.ntdtv.com]

韓国政府とG20に対するフィリピン社会運動の批判も強い。

インクワイアによれば、フィリピン世界女性デモ行進の進行責任者のジーン・ エンリケは、韓国政府とG20国家は民衆の経済と政治的権利に対する暴行者だと、 強制追放を非難した。

また、多くの活動家団体もG20と世界経済についての核心的な主題を討論するた めに定期的に集まる財政長官の会合と中央銀行の指揮部を廃棄するよう通告す る連帯声明を発表した。彼らはフィリピンの追放と韓国入国審査官のいじめ、 そして他の活動家への威嚇は「G20の非民主性と反人間性」を示すものだと強調 した。こうした措置はまた、G20の不当性を確認するものとし、G20を「(誰も頼 んでいない)自称世界経済の管理人」と皮肉った。

一方、7日にフィリピンのアクバヤン(Akbayan)市民行動党国会議員のウォール デン・ベローは、フィリピン外交当局に活動家の拘禁と追放を「最も強い用語 で」非難する外交的抗議を韓国に提起するよう要求した。

また、フィリピンの活動家は8日にマニラの韓国大使館前で韓国政府の不当な入 国拒否についてデモを行った。8日に報道したNTD放送によれば、活動家たちは 大使館の外で韓国政府が活動家の入国を不当に禁止したと話した。

ラスト・デリソ活動家はデモで「われわれはすでにビザを持っているフィリピ ン活動家ばかりでなく、韓国に入国しようとするすべての国際活動家の自由な 接近を認めろ」と要求した。

またジョスア・マタ活動家は(追放は)有り得ないとし、彼は韓国入国に必要な すべての書類を持っていたのに追放される理由は決してないと話した。彼はま た「韓国政府が私たちの入国を阻止したのは間違いだ。彼らがビザを発行した という事実にもかかわらず、彼らは私たちの権利を、特にデモのための、G20が 地球にある全ての人々の未来を決め、計画した瞬間、私たちの権利を侵害した」 と韓国政府を非難した。また「G20は地球上のすべての人々の未来を決める権利 はないという点を確信する」と彼は付け加えた。

この他にも、韓国政府のフィリピンの活動家追放問題は、フィリピンをはじめ、 さまざまな国際言論で報道された。

AFP通信は8日「フィリピンの活動家、韓国政府から入国禁止」という題名で関 連ニュースを報道した。追放された活動家のうちマニラの「合法的権利と自然 資源センター」のジュディ・パシミオ活動家は、「われわれはフィリピンの活 動家に対する韓国政府の不当な敵対的措置を非難する」と話した。

また共に入国が拒否されたアジア移住フォーラムのマリア・ロレンナ・マサブ アク活動家は、自分たちは単に平和なフォーラムに参加しようとしただけで、 いかなる法も破っていないと述べた。彼女はまた「われわれは私たちがなぜブ ラックリストに載せられたのかの陳述を要求する。彼らは私たちに答えると話 した」と付け加えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-10 08:51:55 / Last modified on 2010-11-10 08:51:55 Copyright: Default

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