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警察幹部「キャンドルへの厳しい処断は警察力の乱用」と主張

〈警察学研究〉に寄稿「キャンドルは不純勢力ではない」「夜間集会禁止も誤り」

ウォン・ジョンヒョン記者 maleal@jinbo.net / 2008年12月22日12時15分

警察幹部が集示法、キャンドルデモに関し、警察首脳部の公式な立場を正面から 批判する主張を発表した。

12月22日、韓国日報などの報道によれば、警察大学のイム・スンテク教授部長 (警武官)と中央警察学校情報保安学科のクォン・ヨンチョル教授は12月5日に発 行された〈警察学研究〉ジャーナルで、キャンドルデモは不純勢力の暴動では なく全国民が自ら主体化して街に出て来たもので、夜間集会禁止は警察の誤り という主張を展開した。

クォン・ヨンチョル教授はジャーナルで、「キャンドルデモは3.1万歳運動、 4.19革命などのように、全国民が自ら主体化して街に出た」と規定した。オ・ チョンス庁長などの警察首脳部が主張する「キャンドルデモは特定の不穏勢力 が主導した」という、いわゆる「キャンドル背後論」を正面から批判する立場だ。

権教授はこの論文で、キャンドルの背後と言われてきた進歩陣営は、韓米FTA交 渉の過程から米国産牛肉輸入反対運動を続けてきたが、決定的な瞬間に主導権 を一般国民に奪われたと指摘した。進歩陣営がキャンドルデモの間中、デモの 中心に立てなかったという痛恨の批判だ。

権教授は、国民が自ら作ったキャンドルデモを一部の不穏勢力の暴動と見ては いけないと指摘した。彼は「10代の青少年、女性、老人など、社会の多数を占 めながら組織化されない社会的弱者グループがキャンドルデモを率いたように、 彼らが社会変化の主体として出てくるだろう」と展望し、「警察と政府にも、 変化した状況に機敏かつ客観的、開かれた姿勢で社会現象を見る態度が要請さ れる」と指摘したという。

警察大学のイム・スンテク教授部長は、『現行の集示法の主な争点と改正方向』 の論文で、集会禁止処分を乱発した警察の態度を問題にして、「集会とデモの 自由を保障する必要がある」と主張した。

イム教授は、特に夜間集会を不法と規定してきた警察の態度には「集示法が夜 間集会を認める『やむをえない場合』を警察が非常に制限的に解釈し、禁止し てきた」と批判した。

イム教授はまた、憲法の趣旨上、集会への許可制を禁止しているのに、警察が 集会申告制を事実上『警察署長の裁量による許可制』のように運営していると いう一部の団体の批判を紹介して「警察は能動的に集会、デモを認める憲法の 理念に忠実でなければならない」と話した。

警察首脳部の既存の立場に反論するこれらの論文に対して、警察の内外では来 月に予定されている警察の大々的な定期人事でキャンドルデモ鎮圧で穏健派だっ た人々を左遷することへの不満表出という解釈をしていると新聞は伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-12-27 17:42:52 / Last modified on 2008-12-27 17:42:53 Copyright: Default

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