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韓国シチズン闘争、事実上の勝利

*10月26日に開かれた「応援する会」代表者会議にて*

一方的廃業に抗議して6月から訪日闘争を続けてきた韓国シチズン労組は、 10月28日、占拠中の韓国シチズン社内で、元韓国シチズン社長との間で協定書に調印した。 廃業撤回闘争の開始から280日目、日本遠征闘争団の闘争143日目にして、 争議は事実上の勝利で解決することになった。

この協定書は、23日に日本遠征闘争団が関係者との間で合意したもので、 主な項目は 会社側の遺憾の表明、労組幹部に対する告訴告発の取り下げ、釈放の嘆願、 解決金の支給、占拠中の工場からの撤収となっている。 24日に韓国シチズン労組は韓国の馬山でこの合意項目に対する賛否投票を行い、 95%の組合員の賛成で協定案は通過し、28日に正式に調印が行われた。

韓国シチズン労組遠征闘争団の闘争を支援してきた労組、市民団体の関係者で 作られた「韓国シチズン労組を応援する会」は、26日に代表者会議を開催し、 遠征闘争団より協定案の通過の報告を受けて活動を終結した。 代表者会議の席上、遠征闘争団は争議を支援した日本の労働者、市民への感謝の言葉を 述べたあと、「まだ委員長をはじめとする労組幹部の告訴告発、 手配などが有効であり、調印後もこれらの懸案事項が解決するまでは、本当に 争議が終わったわけではない」と語り、また「元社長はいまも責任を回避しようと している」と非難した。

韓国シチズン労組遠征闘争団のうち、チョンスクヒ氏、 ソミョンジン氏、キムソンヒ氏、パクキリョン氏は、すでに帰国、 28日の調印を見届けるまで日本に残っていたパクスルレ氏とキムジョモク氏、 シムジョンヒ氏の3人は29日に帰国する。 現在、指名手配中の副委員長、キムギソン氏は手配が撤回されるまで当分日本に滞在する予定だ。

*レイバーネット日本/安田*


Created byStaff. Created on 2003-10-28 22:06:24 / Last modified on 2005-09-05 05:52:12 Copyright: Default

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