韓国:生命を威嚇する凶器に変わったタワークレーン | |
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生命を威嚇する凶器に変わったタワークレーン、なぜ?『ワイヤー支持方式』生命の威嚇を感じる...安全不感症に陥った建設会社
チョン・ジェウン記者 2010.12.16 13:25
タワークレーン技師が『毎日生命に威嚇を感じながら働く』とし、ワイヤー (Wire)支持固定方式の撤廃に立ち上がった。 建設労組大田忠清江原タワークレーン支部が、△壁体支持固定方式を約束する 履行書の作成、△便法ワイヤー固定方式の現場での告発、△対国民署名運動の 計画を発表し、闘争は順次広がりそうだ。 ![]() ▲タワークレーン労働者が12月12日に大田駅で集会を開き、ワイヤー支持固定方式の撤廃を要求した。忠北道清州労働支庁に抗議面談もした。[出処:建設労組大田忠清江原タワークレーン支部] ![]() [出処:建設労組大田忠清江原タワークレーン支部] 外国ではワイヤー支持方式を補完する油圧緩衝装置で安全を補完するが、現在、 韓国の建設業者はワイヤー支持固定方式を好む。 タワークレーンの設置工法は、ワイヤー支持方式と壁体支持方式の2つがあるが、 安定性の面で後者のほうが優れているというのが労働界の主張だ。しかし建設 業者は『安全』の代わりに『費用』の問題で接近したり、『経営権干渉』だと 主張したりして、まだ解決の兆しが見えない。 費用の面で、ワイヤー支持固定方式を油圧緩衝装置などの特殊安全装置で補完 する場合、2億ウォンほどの設置費用が発生する。業者の『経営権干渉』の主張 に労組は、産業安全保健法制定の基本的な趣旨に反すると対抗している。産業 安全保健法第5条は『事業主は勤労者の生命と健康を保護するために適切な作業 環境を造成し、危険要因の改善』をするよう明示されている。 特に安全については、この5年間で建設現場タワークレーンの事故で死亡した労 働者は170人を越える。労組によれば、2003年に釜山慶尚南道の一部をかすめて 行った超大型台風『メミ』で52基のタワークレーンが崩壊する事件が発生した。 当時崩壊したタワークレーンの共通点は、不安定なワイヤー支持固定方式によっ て設置されていた。 また、2006年に京畿道華城の東灘新都市現場で作業中にワイヤー支持固定問題 で、地上70mのタワークレーンが崩壊した。 このような状況なので、労組は「建設現場タワークレーン事故に対する不安感 は、年を重ねるごとに高まっている。飴のようににょきにょきと伸ばし、不安定 な状態で稼動している全国の建設現場のタワークレーンが、建設労働者と周辺 市民の生命と財産を威嚇する凶器に変わっている」と提起した。 チャ・グァンジュ大田忠清江原タワークレーン支部長は「大小のタワークレーン 事故が発生すると、老朽化や操縦ミス、安全不感症を言いながら、しばらく 騒いで消えるケースがほとんどだった。また数年間、労組がタワークレーンの 装備管理の重要性を話し、装備の構造的な問題とワイヤー固定方式の危険を 指摘しても、建設会社をはじめ政府の管理監督機構は誰もまともに耳を傾け なかった」と吐露した。(記事提携=メディア忠清) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-12-17 14:28:08 / Last modified on 2010-12-17 14:28:14 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |