![]() |
韓国:フッ酸事故サムスンの不安と不信 | ||||||
Menu
おしらせ
■サブチャンネル ・映画祭報告(7/27) ・レイバーネットTV(9/12) ・あるくラジオ(6/14) ・川柳班(次回9/27) ・ブッククラブ(8/2) ・シネクラブ(7/6) ・ねりまの会(6/28) ・フィールドワーク(6.1報告) ・三多摩レイバー映画祭(5/25報告) ・夏期合宿(8月23-24日) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第104回(2025/8/15) ●〔週刊 本の発見〕第402回(2025/9/4) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2025/6/12) ●川柳「笑い茸」NO.161(2025/5/26) ●フランス発・グローバルニュースNO.19(2025/8/5) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第100回(2025/6/5) ●「美術館めぐり」第14回(2025/8/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・CLP・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信・Tansa・市民活動情報プラットフォーム
|
フッ酸事故サムスンの不安と不信...住民は憤激住民説明会「正確な説明がなく不安」、「隠蔽でさらに不信」
ペク・イルジャ記者 2013.02.04 10:51
「サムスンの正確な説明がないので、さらに不安」1月27日、5人の死傷者が発生したサムスン電子華城工場のフッ酸漏出事故以後、 サムスンの不十分な対応により地域住民の不安が高まっている。サムスンは、 30日に住民説明会も開いたが、不十分な準備と抽象的な回答で住民の疑惑を高 めただけだった。2月2日午後5時、露雀洪思容文学館(華城市東灘)で、華城環境 運動連合が主催して開かれた説明会に参加した住民は、有害物質への不安と サムスンへの不信を現わした。 ![]() 華城工場から1kmも離れていないヌン洞のアパートから来たA氏は「被害が一番 大きいと予想される住公7団地1ブロックではまだ地域住民説明会も開かれてい ない。サムスンの正確な説明がなく、さらに不安になる」と事故後のサムスン の不十分な対応が住民の不安をさらに大きくしていると批判した。 華城工場から4km以内の盤松洞のアパートに住むB氏は、アパート団地前の横断 幕を見て夫人と一緒に参加した。彼は「サムスンが行った説明会の知らせは受 けていない。時間が経つほど、サムスンは事件を隠そうとしたという疑いが大 きくなる」とし「環境団体の説明会の方が信られそうだったし、地域住民の話 を聞くため時間を作って参加した」と明らかにした。 説明会ではイ・ジョンナン(パノルリム常任活動家)氏は、『半導体工程と化学 物質の理解』を主題にサムスンなどの半導体産業で扱われる化学物質の危険と それによる死亡事故で苦しむ労働者の事例を知らせた。 イ・ジョンナン氏は「わが国で使われる6万種類の化学物質の中で有害性の検証 を経ているのは千種程度でしかない」とし「半導体を作れるほどの技術があれ ば代替できる物質を開発できるのに、そんな努力をしない」と指摘した。 また「サムスン器興工場と華城工場でガンと希少病にかかったと情報提供した 人だけすでに100人を越える」とし「化学物質は工場の中だけに留まらず、大気 と水、土壌などにも低濃度で出るので、地域住民も関心を持たなければならな い」と頼んだ。 キム・ジョンス(市民環境研究所副所長)氏は『亀尾フッ酸漏出事故』事例発表 で、「人命被害を出した亀尾と華城工場での企業の対処は、突発的な事故だと し、会社の責任より作業に参加した最終作業者に責任を転嫁するだけ」として 「下請企業や下請企業作業者に責任を転嫁すれば企業のシステムや政府の有害 環境管理システムを変えなくても良い問題」になると指摘した。 キム副所長は「政府の関連法規定は基準がばらばら」で「企業と政府の安全不 感症と安易な事故対処」を批判した。現行法上、環境部はふっ化水素(気体)と フッ酸(液体)の両方を有害物質に分類し、企業が自体防災計画書を作らなけれ ばならない。自体防災計画書には事故の時に近隣住民の避難計画も入れ、これ を近隣住民に公開するよう義務化している。 しかしサムスン華城工場のように雇用労働部の管理を受けている場合、『設備 稼動の前に安全運転計画と事故時の非常措置』等を含む工程安全報告書の提出 するだけで良く、雇用労働部が扱う有害物質規定にはフッ化水素しか含まれて いない。19.5度を越えると気体のフッ化水素に変わるフッ酸は、内部の温度が 20度を越えるサムスン華城工場で気体になり、死傷被害につながった。猛毒性 のフッ酸は、皮膚につくと激しい火傷になり、気体のフッ化水素は肺の組織を 再生不可能な状態まで破壊する。 ![]() 説明会に参加した住民は「サムスンがどんな有害物質を使っていのか、種類と 量を知りたい」、「有毒物質を他の物質に変えられないか」、「フッ酸の外部 への流出は本当になかったのか」、「サムスンが使うフッ酸やその他の化学物質 がきちんと浄化処理されているのか」等に質問した。 しかしこうした部分はサムスンが直接釈明すべき部分なので、環境団体が主催 する説明会で住民の疑問と不安感を完全に解消するには限界があった。サムス ンのきちんとした説明と謝罪、再発防止対策用意が至急だと見られる。 なお、労働災害専門労働団体の『健康な労働世の中』とタサン人権センターな ど、人権・労働・環境関連20余りの市民団体は『サムスン電子華城工場フッ酸 漏出事故隠し糾弾・真相究明および対策樹立要求のための対策委員会』を設置 し、サムスン電子を検察などに告発することにした。(記事提携=ニュースセル) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2013-02-05 02:15:49 / Last modified on 2013-02-05 02:15:49 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |