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韓国:労災を無視するサムスン電子サービス | ||||||
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勤務中事故もアフターサービス技術者の責任? 労災を無視するサムスン電子サービス傷つけたのもくやしいが、労災申請もできず月給は半分
チョン・ヨンギル記者 2013.12.07 17:03
サムスン電子サービスの金海センターとして働く外勤エンジニアのキム・ジョンフン氏は、2010年に顧客家を訪問した時に車両接触事故が起きた。そのために3週間入院治療をしたが、労災も補償も受けたことがない。A氏は2012年6月に出勤とる時も車両の接触事故で10日間入院治療した。労災どころか補償も受けられなかった。 天安センターの外勤エンジニア、キム・ベソン氏は2012年5月に職員ワークショップ 期間に足の指を骨折して4週間以上診療が必要だという診断を受けた。会社が 主催するワークショップなので当然労災処理をするつもりだったが、協力業者 の社長が夏シーズンの勤務人員が足りないとし、1人を支援するから勤務を続けろと 薦めた。 キム氏はこれまでサービスセンターで労災処理した職員がいなかったことと、 自分が休めば同僚の業務が増えると思い、やむを得ず労災申請を諦めた。 晋州センターの外勤エンジニア、イム・ミョンチョル氏は2013年10月7日に信号 待ちしていた時に追突事故に遭った。100%相手の過失なので保険処理をした。 だが8日から22日まで、治療を受けるために午前中は働けなかった。そのうちに その月の22日、また追突事故にあった。2週間ほど入院治療をしなければならな かった。件当たりの手数料で月給を受けるイム氏は10月の月給が100万ウォンにも ならなかった。労災申請ができず、勤務をすることができない責任をイム氏が 負担したわけだ。 統営センターの外勤エンジニア、キム・ジンス氏は2012年8月に車両接触事故で 廃車しなければならなかった。勤務中の事故だったが、労災どころか車両を新 しく買うために金を使わなければならなかった。2週間入院したが、医療費も受 け取れなかった。むしろ2週間の入院で月給だけが減った。 キム・ジンス氏はまた、2013年4月、顧客の家に移動している時、道路に突然現 れた動物を避けようとして車があぜに落ちるという事故に遭った。全治4週間の 診断を受けて入院した。一か月間、病院で治療を受け、退院後も3週間通院治療 をしなければならなかった。労災申請をしようとするのと会社は「お前の車で、 お前が働いて怪我をしたのに、なんで労災申請か」という言葉を聞き、慰労金 100万ウォンが全てだった。 産業保健研究会のキム・ウンミ事務局長は「交通事故でも勤務中に起きた場合、 労災承認の確率は高い。業務中かどうかを判断しなければならないが、会社が 車両を提供していないので個人所有の車両でも労災の承認は可能だ。ワーク ショップも会社が主催するイベントなら、労災承認が出る」と話した。 ![]() ▲10月に生活に苦しんで命を絶ったチェ・ジョンボム氏も車の修理代に多くの金を使わなければならなかった[出処:金属労組サムスン電子サービス支会] ではなぜサムスン電子サービスの外勤エンジニアは労災を申請できなかったの だろうか。 サムスン電子サービス労働者の労災事件申請を準備している金属労組サムスン 電子サービス支会のパク・ソンヨン統営分会長は「サムスンサービスの技師は 自分の車で飛び回る。社長の所に行くと、お前らのせいで起きた事故だから、 お前らが責任を取らなければならないと行った」とし「労組を設立するまで、 サムスン電子サービスでは労働災害を申請する気にもなれなかった。ほとんど センターが慣例的に労災申請そのものができない雰囲気だった」と話した。 パク・ソンヨン分会長は「勤労福祉公団に行って労災処理をすると社長に言うと 慰労金100万ウォンを払うから労災申請をしないでくれと言った」とし、「前例 がなかったので社長がするなと言えば、その気にもならなかった。ずっと会社 生活をしなければならないので、嫌われてはいけないから」と話した。 またパク・ソンヨン分会長は「サムスンサービスの技師は補償を受けられない ことも問題だが、入院すると月給が減る構造だ。件当たりの手数料で月給を受 け取る体系なので、労災処理ができなければ月給は100万ウォン以下になる」と 指摘した。 これまで、勤務中の事故でも労働災害申請ができないサムスン電子サービスの 労働者たちは、集団労災申請を準備している。今までは前例がなく、労災申請 を考えることもできなかったが、労組ができてから変わったからだ。 「一度、勤労福祉公団にも行ったが、自分の車を運転して事故がおきた場合は 労災が承認されないという話を聞いた。だが、それはサムスンサービス技師の 勤労条件の話」というパク・ソンヨン分会長の言葉のように、サムスンサービス 労働者たちの労災申請に勤労福祉公団がどんな判定を下すのかが注目される。 付記 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2013-12-07 23:22:01 / Last modified on 2013-12-07 23:22:01 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |