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道峰区庁に徹底的にだまされた?倉洞駅周辺露天商

[寄稿]社会的合意の約束の後に一方通行....文政府でも変わらない都市貧民の闘争

チェ・インギ(貧民運動家) 2018.09.07 18:47

[出処:チェ・インギ]

文在寅(ムン・ジェイン)政府になっても、露天商など通りの都市貧民の闘争は変わりなく続いています。 9月7日午前、道峰区の倉洞駅周辺の露天商は、路地路地に待機させていた屋台55台を一気に広げています。 一部の住民たちは、アパート値段が下がると言って妨害し、小競合いになっています。 区庁の職員も周辺に出てきて露天商の屋台を妨害するために余念がありません。 大声が行き交って、誰かは地面に倒れて転がっていたりもします。 世の中は無限競争時代と言いますが、これに付け加えるなら無限闘争時代です。 少なくとも路上の露天商にとってはそうです。

この話の出発は、約1年前の2017年8月14日に遡ります。 当時、露天商は道峰区庁と「区民の歩行環境および都市の美観改善共生のための倉洞駅路上店改善事業協約」を締結しました。 協約とは言っても、それでも合意をしたのです。 初めには円満に進みました。 同年9月28日、区庁から「撤去後に新しく製作されるブースがこれまでの場所に円滑に設置されるように措置」するという文書を露天商に送ってきました。 その上、区議会は倉洞駅改善事業関連予算も通過させました。

露天商は同年10月30日まで、すべての屋台を自主撒去しました。 その後、区庁の実態調査要求も聞き入れました。 実態調査は自分たちのすべての情報を自治体に公開をする一種の最後の砦です。 そしてすべての商人は道峰区庁が要求した高架道路の下で商売をしても安全上の問題はないのか、 ソウル交通公社から「行為申告書」を受けて、提出しました。

[出処:チェ・インギ]

しかしその後、道峰区庁の態度はますます変わりました。 初めには工事が終るまで待ってほしいといいました。 住民たちとのさらなる協議が必要になりました。 そして地方選挙が終わると場所を配置しようといいました。 こうして10か月という時間を対応無策で待たなければなりませんでした。 そうしている間に2018年8月8日、猛暑が全国を襲った日、 露天商が商売する場所に道峰区庁が奇襲的に花壇を持ち込もうとしました。 露天商は反発しました。 朝から露天商らは約束を守れと言って、道峰区庁を占拠しました。 こうして時間が流れました。

民主露天商全国連合北東部地域のキム・ジナク氏は、協約には 「相互信頼および行政の連続性を保障して、 この協約で決められていない事項は相互の協議で決める(第5条)」という内容が書いていると主張します。 しかし道峰区庁は最近、それとなく「街頭店再配置変更計画のお知らせ」という文書を送り、 露天商の場所を他に再配置するという内容を通知したといいます。 結局どこかに移転させるということです。 特に区庁側は、最近になってすでに倉洞駅周辺を民間資本の駅舎に変えるために、 現代産業開発に公開入札を終えたという通知をしてきました。 初めから約束を守る意思がなく、綿密に露天商をなくす準備していました。

倉洞駅2番出口の露天商は、何よりも自分の生存を徹底的にだまされたことに怒っています。 最近、「社会的合意」という言葉がマスコミに、たびたび登場します。 そして合意を守れという声があちこちから聞こえます。 双竜自動車労働者がそうで、全州市庁で座り込みをしていたタクシー労働者がそうです。 いわゆる社会的合意という名前の虚構的な約束が横行する世の中です。 約束を一日で蹴飛ばしたのは、倉洞の露天商に対しても、労働者たちに対しても、 あまり違いません。

倉洞駅周辺のアパート住民と長い間商売をしてきた露店商の対立を使って 利益を取ろうとする道峰区庁の蛮行は、即刻中断されなければなりません。 新しく製作された屋台でまた商えるように、多くの人々の関心が必要な時です。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-10-01 01:18:17 / Last modified on 2018-10-01 01:18:19 Copyright: Default

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