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韓国:龍山惨事、裁判所の信頼は地に落ちる | ||||||
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龍山惨事、裁判所の信頼は地に落ちる弁護団退廷...裁判強行に傍聴客150人が裁判所に強く抗議
キム・ヨンウク記者
batblue@jinbo.net / 2009年08月20日21時05分
龍山殺人鎮圧裁判が8月20日午後2時にソウル中央地法417号で開かれたが、弁護 団が全員退場し、約150人の傍聴者が裁判所に強く抗議、裁判は9月1日に延期さ れた。裁判所への信頼が地に落ちたのである。ソウル中央地法刑事合意27部(部 長判事ハン・ヤンソク)の審理で開かれた龍山撤去民座り込み者9人に対する公 判で、検察の未公開捜査記録3千ページを公開しないまま、裁判所が押し切った ためだ。 ハン・テククン弁護人は、裁判所の裁判強行について「刑事訴訟法を何度読み 返しても、検事が捜査記録を提出しないことが理解ができない」とし「検察の 捜査記録閲覧・謄写拒否に憲法訴訟を出した」と述べた。ある弁護人は「今回 の憲法訴訟は、事実上、違憲提案審判請求と似た性格だ。龍山事件の記録を出 さなかったという問題ではなく、無数の事件で検察が自分に不利な記録を出さ なくても良いのかどうかを判断する憲法裁判所の決定を待たなければならない」 と強調した。ある弁護人はまた「すでに千件以上のキャンドル事件のほとんど で公判が中止された理由は、夜間キャンドル集会で処罰することが合憲かどう かの判断の後にするということ」とし「龍山の記録を出さないことが合憲かど うか判断が出るまで裁判を延期してほしい」と要請した。憲法裁判所の結果が 出るまで保釈で出られるようにしてくれと言うことだ。 クォン・ヨングク弁護人も「被告人の違法事項を適法だと主張しているわけで はなく、単に副次的な刑量調整をしようというのでもない」とし「被告人にか けられた罪目が特殊公務執行妨害致死罪なら、公務執行が適法かどうかの事実 関係を知るために捜査記録を見なければならない」と強調した。権弁護人は 「実体的な真実への接近が難しいなら、裁判の進行にどんな意味があるかと訊 ねたい。この裁判が良心的に行われるのかどうか答がない。この裁判は実体的 真実が分からず、被告人が最低の防御権を行使できない裁判」と指摘した。 しかし裁判所は「すでに検察が公開を拒否したことには裁判所がどう処理する かを明らかにした。これ以上、法院の見解を明らかにする理由はない。弁護人 と見解が違う。弁護人が弁護を拒否するなら出て行きなさい」と退廷を命じた。 判事の許可が下り、弁護団は法廷を離れた。3か月目の裁判開始から20数分目の ことだった。 法廷から弁護人が退場すると、傍聴者がざわめき始めた。裁判所は傍聴者に裁 判所の立場を述べた。裁判所は「被告人の拘禁期間が決まっているため、限り なく裁判を延期することができず、被告人のためにも裁判を進めなければなら ない」と強行の意思を明らかにした。裁判所の話はすぐ終わった。誰かが「弁 護士なしでどうして裁判をするのか?」と叫んだ。ざわめきはさらに高まり、 数人の傍聴者は裁判長に大声を出した。 続いて判事は傍聴者に向かって「ご存じの通り、3千ページの証拠の公開を拒否 したことに対する不利益については裁判所が判断した」と話したが、弁護団が 離れた法廷の熱気は収まらなかった。傍聴者の1人が傍聴席から立ち上がり、判 事に3千ページを公開しろと叫んだ。判事が「座りなさい」と声を高めたが他の 傍聴者が「これが裁判か」と言って法廷を出た。裁判所への強い反発の声が門 の外にも聞こえてきた。 判事はまた傍聴者に「裁判所の判断に対して弁護人は裁判所以上の要求をして いる。法改正が必要だと裁判所は判断している。裁判は続けなければならない ので映像物を調査する」と話して裁判を強行した。 すると約150人の傍聴者のほとんどが席から立ち上がった。「3千ページを出せ」 「これが法治国家か」と抗議し始めた。417号法廷が撤去民の声で埋まった。 「茶番だ、司法府は腐った」 結局、裁判所は30分の休廷を宣言して午後3時に再開すると明らかにした。傍聴 者の1人は退場する検事に3千ページを出せと強く抗議した。 2時50分頃、休廷した法廷に国選弁護士1人がわきの戸から入って座った。5月に 弁護団が公判期日変更を要求した時に選任された弁護士だった。裁判所は3時に また開廷したが「今日裁判を再開することは難しいと判断する」とし、次の公 判を9月1日午後2時にした。 傍聴者は「9月1日も3千ページなしで裁判してはいけない」、「今日裁判ができ ないのは自分ら誤りを認めたこと」と裁判所に大きな声を上げた。クォン・ヨ ングク弁護士は「次の公判に参加しない」と述べた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-08-30 00:54:56 / Last modified on 2009-10-03 13:01:34 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |