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ブラジル先住民・同性愛者・清掃員、ワールドカップに反対して各地でデモ

[ワールドカップに正義のシュートを] 「不平等に対抗する私たち、不平等の類型が違うだけ」

チョン・ウニ記者 2014.06.29 21:08

ブラジル政府の暴力的な弾圧にもかかわらず、 全国でさまざまな階層の人々がワールドカップに反対する抵抗を続けている。

レボリューションニュース、APなどの外信によれば、 6月28日午後(現地時間)、ブラジルのリオデジャネイロでは約350人がFIFA(国際サッカー連盟)と政府に対抗し、 コロンビア対ウルグアイの競技が開かれたマリカナン競技場に向かうデモ行進を行った。

▲リオデジャネイロ[出処:NINJA]

デモには街頭清掃労働者、地域住民代表、先住民などが参加し、 FIFAとブラジル政府に対して「ファシスト」、「独裁者」など反対するシュプレヒコールをあげて行進した。

ブラジル軍警と特殊部隊は、行進するデモ隊を統制し、 デモ隊が競技場約1kmまで接近すると催涙ガスとペパースプレーを噴射して棒で殴りつけてデモ隊を解散させた。 現場を記録していたジャーナリストの装備も壊れた。 解散作戦中に警察はヘリコプターを動員し、現場を照明して15人を連行した。

デモ行進に参加したある先住民は 「ワールドカップはブラジルではなくFIFAのためのもの」とし 「政治エリートとFIFAが人々を操作している」と叫んだ。 他の人は「これはワールドカップが終われば終わる問題ではない。 ブラジルがワールドカップで勝っても、貧民街で暮らす人々の条件は変わらない」とAP通信に話した。 別の人は「FIFAは貧しい人々を強制的に追い出し、巨大企業と取り引きした」と話した。

一方、類似のデモがリオのコパカバーナの浜辺でも起きた。 同性愛者の権利を擁護するピンクブロックなどの約200人は、2万人の観覧客が集まったコパカバーナの海岸に沿ってワールドカップに反対する声をあげて行進した。

デモに参加した人は 「私たちはみんな、不公平な社会と正面から闘っている」とし 「不平等の類型が違うだけだ」と話した。

▲ベロオリゾンテ[出処:NINJA]

6月28日、ブラジル対チリの競技が行なわれたブラジル東南地方の ミナスジェライス州の首都ベロオリゾンテでも、 ワールドカップに反対するデモが行われた。

ソーシャルネットワークを通じて提案されたこの日のデモには約100人が集まり、 リオと同じようにブラジル軍警と特殊部隊が動員されてデモ隊を統制した。 この日、女性運動の活動家らは特に 「ブラジル女性はあなたの消費物ではない」などのバナーをかかげてデモをした。

▲「ブラジル女性はあなたの消費物ではない」 [出処:レボリューションニュース]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-01 09:07:57 / Last modified on 2014-07-01 09:07:57 Copyright: Default

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