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LNJ Logo 処分撤回を求めて(574)事務局長退任のご挨拶/被処分者の会定期総会報告
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東京・被処分者の会 近藤 徹 です。

8月28日、第23回被処分者の会定期総会が行われ、被処分者の会結成(2004年4
月)以来21年4か月余務めた事務局長を退任することになりました。様々な思いが走
馬灯のように駆け巡りますが、長年に亘る多くの皆さんの多大なご協力に心から感謝
いたします。

新事務局長には大能清子さん(連絡先 email: piyo-s@cat.email.ne.jp
<mailto:piyo-s@cat.email.ne.jp>  携帯: 09044180132)が就任することになりまし
た。これまで以上のご協力をお願いいたします。

なお、私は事務局長を退任しましたが、事務局員として仕事を継続しますのでよろし
くお願いします。



【「日の丸・君が代」強制反対・不当処分撤回を求めて22年 不当判決に負けず高
裁に控訴して闘う!〜被処分者の会定期総会(8月28日)】

東京都教委が卒・入学式等で「日の丸・君が代」を強制し、起立・斉唱・ピアノ伴奏
をしない教職員を処分するとする10・23通達(2003年)を発出して22年。これまでこ
の通達に基づき484名もの教職員が処分されている。被処分者の9割以上は都立学校
の教職員で、被処分者の会・東京「君が代」裁判を5次に亘って闘ってきた。

この粘り強い闘いの中核を担ったのが被処分者の会(「日の丸・君が代」不当処分撤
回を求める被処分者の会)である。10・23通達撤回、不当処分撤回を求めて都教委と
正面から対決して闘って22年。第23回定期総会が、40名余が参加し、8月28日
に行なわれた。

闘いの必死さ故に長いようで短いと感じるあっという間の22年だった。この間東京
「君が代」裁判一次〜五次訴訟(2021年3月提訴 懲戒処分26件の取消請求 
原告15名)が闘われ、7月31日、東京地裁で五次訴訟の判決があった。

地裁判決は、最高裁判決を踏襲し、卒入学式での戒告処分4件、および再処分(減給
処分取消が確定した現職教員に対し改めて戒告処分を科すこと)による戒告処分16
件を不当にも容認した一方、裁量権逸脱濫用で違法として減給処分を取り消した。1
名1件及び1名5件(6回目〜10回目)の不起立に対する減給処分が取り消され
た。

行政に甘い最高裁判決を横引きした判決であった。しかも証拠調べを指揮した裁判長
が転出し、判決前に最高裁から移動した裁判長による判決で、同裁判長はこの地裁判
決後すぐにまた最高裁に移動した。

「思想・良心の自由」を保障した日本国憲法の根幹に係わる事件で、「君が代」斉唱
時の起立・斉唱は、「儀式的行事における慣例上の儀礼的所作」であるとして「憲法
に反するとは言えない」という「詭弁」をごり押しする行政追随の「忖度」判決は許
しがたい。

原告団は高裁に控訴し、闘いを継続し、勝利するまで頑張り抜く決意である。

なお、都教委は減給処分取消を不服として控訴した。抗うものを許さず排除する狙い
が明白である。

今や五次訴訟は、「日の丸・君が代」強制による処分の取り消しを求める全国で唯一
の裁判となった。私たちの闘いは全国の仲間の期待を集めている。総会は、粘り強く
闘う原告団を激励し闘う総決起の場になった。

被処分者の会は、五次訴訟を全力で支えながら、「子どもたちを戦場に送らない」決
意のもと、憲法を守る闘いと「日の丸・君が代」強制反対の闘いを一体のものとして
闘い抜く。

命令と処分の教育行政の抜本的転換をめざし、10・23通達・処分撤回の闘いを風
化させず、都教委と正面から対決し、学校に自由と人権を取り戻し、東京の学校に憲
法・人権・民主主義・教育の自由をよみがえらせるために、一丸となって奮闘する方
針を確立した。

これからも様々な情報をお伝えしますので、引き続きご協力をお願いします。

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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会

東京「君が代」裁判原告団

事務局 近藤 徹 携帯:09053278318

被処分者の会HP↓

http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/

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