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〔レイバーネット国際部・Ｉ〕

中国語の独立ウェブメディア『端傳媒』の記事の紹介です。リード部分のみの翻訳ですが。

◆中國特色零工（上）：改造「三和」與「大神」的邊緣生存
（中国の特色ある零工（日雇い）：「三和ゴッド」を取り巻く環境の変化）
https://theinitium.com/article/20250317-mainland-special-gig-economy

※「三和ゴッド」についてはこのNHKドキュメントを参照：訳者
https://www.youtube.com/watch?v=rARm2f4ddvw

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◆中国の特色ある零工（日雇い）：「三和ゴッド」を取り巻く環境の変化

自分で選んだ12元のファーストフードの肉料理1品と野菜料理2品を食べた後、モバイルバ
ッテリー2個を持って青湖地下鉄駅に乗った。地下鉄を1時間ほど乗って、「関内」（深圳
の中心地）に入り、繁華街の陸橋の警備地点に到着した。夜8時、私は深圳の高架道路の
警備の現場に到着した。

その夜、私は何度もトイレに行き、ポッドキャストを4つ聴いた。陸橋ではとくに事故や
事件は発生せず、同じ班の他の全員も同じことをしていた。10月の最初の夜勤の陸橋警備
の仕事だった。その後、私と同じ班の臨時雇いの警備員らは10月7日の夜12時まで日雇い
で働き続けた。

ここは、様々な事情を抱えた人間が交差する街、深圳龍華バスターミナル（深圳のいわゆ
る日雇い市場）。上半身裸で大きな腹を突き出した中年男性、老蘇（ラオスー）の周りに
は人垣ができていた。「陸橋の警備員だよ！」「12時間で160元！」彼は何枚もの身分証
明書を手に持っていた（雇い入れた日雇い労働者の身分証）。私は日当など条件を確認し
てから、彼に自分の身分証明書を渡し、ほかの人にとられる前に今日の日雇い仕事を確保
した。

彼と一緒に日雇いの手配をしている中年の女性がいた。ここに来る前にWeChatで「夜間警
備員の仕事はありますか？」と尋ねたが、彼女は何気なく「あります。直接来てください
。先着順です」と返事をよこしていた。

自分が最初に陸橋の警備の募集を見かけたのは「四通橋事件」（党大会直前の2022年10月
13日に北京の陸橋に習近平打倒の横断幕が掲げられた事件）のあとだった。事件から数日
後には深圳でも陸橋警備の仕事の募集が始まった。龍華バスターミナル付近での生活はも
う2年半になり、13回の日雇い警備の仕事をふくむ、いろいろな街頭警備の仕事に就いた
。この類の仕事に長く携わるのは、龍華バスターミナル近辺にたむろするギグワーカー（
日雇い労働者）で、インターネット上では「三和ゴッド（神）」と呼ばれる。

彼らはなぜ「ゴッド」と呼ばれるのか。それは彼らが自ら選んだものなのか、それとも社
会が選んだものなのか。三和人材市場は、深圳市政府の都市計画のなかで改善されたのか。
日雇い労働者の生活環境は良くなったのか。中国の特色ある日雇い労働者たちの生活に
迫る。

以下、本文（中国語）へ
https://theinitium.com/article/20250317-mainland-special-gig-economy