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LNJ Logo 渡部通信(1/17,18) : スー パー「サミット」/尹大統領の本質
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渡部通信(1/17) : 
「明けない夜はない(286)<若者を再び戦場に送るな!(36)スー パー「サミット」への要請行動>

============================= 昨年12月1日、「戦争させない杉並1000人委員会」は、 武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表の杉原浩司さんに来ていただき、 <「死の商人国家」への堕落をどう止めるか>という講演をしていただいた。 その際、住友商事の子会社のスーパー「サミット」本社が 杉並に有るので、そこにイスラエル製の攻撃型ドローンを 住友商事が購入しないように要請して欲しいと言われた。 そこでその後、「サミット」本社へ電話を入れると、 「それは住友商事本社へ言ってくれ」と言われたので、。 「人の生活と命を大切にする子会社の貴社から、 親会社の方にそうしたことはしないよう申し入れてもらいたいので 1月16日に行きます」と述べた。 すると14日に電話があり、同じことを繰り返されたが、 「とにかく伺います」というと、 「建物の中ではなく外の公道で応対します」という。 「何人くらいですか」というので、「数人でしょう」と答えた。 昨日(16日)14時、サミット本社前の歩道に出てきたのは、 二人の住友商事の社員だった。 私たちは、杉並1000人委員会のメンバー9人と プラカードなどをもって個人的に駆けつけてくれた11人の方々で、 計20人だった。私はこんなに集まるとは思わなかった。 11人中10人は、川崎、埼玉、新宿、赤羽、国分寺などから来られた方々だった。 結果的には、人通りのある歩道上で、 それぞれのプラカードなどを掲げての要請行動となった。 私は、本社の中でやるよりこの方が良かったと思った。 サミット本社役員2人あての「要請書」」を 代表の福士敬子さんが読み上げ手渡し、 「かならずサミット本社の役員に届けてください」と念を押した。 その後、参加した方たちにも発言してもらった。 「サミットでよく買い物をしている」 「サミットがそのような会社と関係があるとは」 「住友商事がイスラエルの武器を買うようなことをさせないように」 「すでに不買運動もおきている」 「ガザの人々とユーチューブでつながっている。 次々と子どもたちが殺されているひどい状況だ。 スマホにその映像があるからみてくれ」といって映像をみせる方も。 住友商事の二人の社員は神妙に聞いていた。 そして、こちらに対し、 すでに準備してきていた「回答書」?を渡した。 それは、昨年9月に杉原さんが住友商事に要請行動をした際の 「回答書」ということだった。 そこには、以下のようなことが書いてあった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ご指摘の当社100%出資子会社である住商エアロシステム株式会社が受注した 案件に関する契約は終了しており、現在何ら取引はございません。 当社は昨年5月に発表した中期経営計画2026においてマテリアリティを更新し、 重要な社会課題とその解決に向けて取り組んでいます。 当社は引き続き、住友商事グループの経営理念と行動指針、 その根幹となる住友の事業精神の普遍的な価値観をベースに持ちながら、 社会課題解決を通じて持続的な成長を実現していきます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 要請行動終了後に撮った写真を添付します。 今回の要請行動がどれだけ役に立つかわからない。 しかし、前日の15日、イスラエルとハマスが6週間の停戦に合意した。 この最大の力は、イスラエルのガザ侵攻・虐殺に反対する 国際的な世論の高まりであったことは疑いない。 ガザの人々の歓喜する姿をみると、世界には新しい動きが生まれつつあるとも思う。 私たちも、激動する世界の中で、 これからも「反戦・平和」のために、声を上げ続けていきたい。 ================================= * 第21回「2・9総決起集会」のお知らせ* スローガン:*国家の教育支配を許さない * * 戦争と改憲に抗し平和実現に向け何をなすべきか * 日時:2025年2月9日(日)13:30開会 場所:文京区民センター3A 講師:*大内裕和さん*(武蔵大学教授) 演題:*「教育の新自由主義改革の40年と現在」* 発言:裁判闘争原告、教育現場などから 資料代:500円 ============================= 渡部通信(1/18) :
「明けない夜はない(287)<若者を再び戦場に送るな!(37)尹大統領の本質と労働者・市民の国際連帯の必要性>
私は、「明けない夜はない」(281、昨年12月7日)で、 尹大統領のクーデター事件(12月3日〜4日)について次のようなことを書いた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (レイバーネットの記事の中に)「国会に派遣されていた、707特殊部隊は、 北朝鮮首脳部を斬首することを特別目的とする韓国軍隊最高精鋭部隊でした。 戒厳司令官も知らない布告文1号は、政治家、市民運動、メディア、 労働運動などすべてを、親共、反乱勢力と断定し、 逮捕、「処断」すると書いてありました。」という文がありました。 一言でいえば、今回の事件は「反人民クーデター」、「反共クーデター」だと思います。 これは親米・親独占の自民党が政治的に追い詰められている日本でも起きる可能性があり ます。 また、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリスなど、 日本と同じように政治が行き詰まりつつある先進国でも起きる可能性があると思います。 そして、クーデターが成功すれば、戦前のドイツ、イタリア、日本などのように、 「反人民」「反共」のファシズム国家になるでしょう。 また、この事件は、韓国内での階級闘争の激化を示しており、 同時に、国際的な階級闘争が激化しているとも言えます。 この階級闘争は、現代では、 基本的には資本家階級と労働者階級の闘争です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このクーデター事件は、韓国の野党や市民たちによって阻止され、 その後、尹大統領は国会の弾劾決議で職務停止となった(12月14日)。 しかしその後、彼は開き直り大統領府に立てこもった。 だが、1月15日には拘束され、 昨日(1月17日)高官犯罪捜査庁はソウル西部地方裁判所に対し尹大統領の逮捕状を請求 した。 尹大統領は日米韓同盟に積極的で、彼のクーデターの目的は 北朝鮮との戦争をするために、戦争に反対する勢力を一網打尽にすることだった。 そのため、北朝鮮を「仮想敵国」とする日米政府は尹氏をあくまで守ろうとし、 1月6日にはアメリカのブリンケン国務長官が、 1月14日には日本の岩屋外相が、あいついで韓国を訪問、日米韓同盟を確認した。 露骨に尹氏への支持を表明したわけである。 それに励まされ、韓国では尹氏支持派が目立つようになってきた。 とりわけ「白骨団」の動きが報じられるようになってきた。 この「白骨団」というのは、インターネットで調べると ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 韓国の近現代史における暴力を象徴する集団を意味する。 かつての李承晩(イ・スンマン)政権では政治的ヤクザ集団、 軍事政権時代は民主化運動のデモ隊を鎮圧および逮捕した私服警察として人々を震え上が らせた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー と書いてあり、尹大統領の支持団体「反共青年団」の通称だという。 この「反共」というのは「旧統一教会」などとも通じる。 そして「旧統一教会」は安倍氏やとトランプ氏とも強い関係を持っていた。 また「反共」というのはナチスもそうであり、 労働者や市民たちの運動を弾圧する軍事独裁国家(ファシズム)に通じる。 そして、そのファシズムの本質は「デマゴギー」と「内に抑圧、外に侵略」である。 しかし 日本のマスコミや評論家はこうしたことを知らせず、 「尹大統領で日韓関係は良くなった」などと言っている。 しかし、文在寅前大統領は尹大統領が拘束されたことについて、 「平凡な市民の巨大な連帯が成し遂げた勝利」と明らかにしている(1月15日)。 私は、「明けない夜はない」(281)の結びで次のように書いた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 尹大統領は盛んに日・米・韓の連携・同盟を強調していました。 ・・、自公政権や野党の一部もこれに積極的に賛成しているので、 日本にも韓国と同じ土壌があると言わざるを得ません。 今、韓国の労働者・人民は尹の反人民・反共のクーデターに対し、 闘っています。 私たちも労働者・人民の連帯(つまり草の根の連帯)を強化し、 軍拡・戦争準備に邁進する自公+αの戦争政策に反対し、 韓国の労働者・人民と連帯して、闘っていきましょう。 歌「インターナショナル」が必要な時代になってきました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アメリカのトランプ氏は1月20日に大統領に就任する。 彼の周りは大富豪たちで固められ、 彼はグリーンランド、カナダ、パナマなどにも 露骨に食指を伸ばしている。 また、彼や入閣するマスク氏は、 ナチスを擁護するような発言をしている。 まさに今年は、ファシズムと戦争に反対する 労働者・市民(あるいは人民)の国際連帯が必要な時代になってきた。 ================================= * 第21回「2・9総決起集会」のお知らせ* スローガン:*国家の教育支配を許さない * * 戦争と改憲に抗し平和実現に向け何をなすべきか * 日時:2025年2月9日(日)13:30開会 場所:文京区民センター3A 講師:*大内裕和さん*(武蔵大学教授) 演題:*「教育の新自由主義改革の40年と現在」* 発言:裁判闘争原告、教育現場などから 資料代:500円 ********************************************************* 都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス http://houinet.blogspot.jp/ 千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ http://hinokimitcb.web.fc2.com/ 「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト http://hinokimi.web.fc2.com/

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