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現地レポート:真夏の万博会場に行ってきました | ||||||
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「暑さ対策」は絵空事〜万博会場で実感かわすみかずみ
8月1日、真夏の万博会場に行ってきた。大屋根リングや救護所など気になるところを見てきた。会場の様子をレポートする。 入場ゲートでへとへと夢洲駅まで電車で行った。谷町線の谷町4丁目駅から中央線に乗り換えた。夏休みにも関わらず、子どもはほとんどいなかった。9時過ぎの中央線は多少立っている人がいるだけでそれほど混んではいなかった。 夢洲駅の改札を抜けると、警備員が拡声器で「立ち止まらないでください!」「準備がある方は端に寄ってください!」と大声で叫んでいた。人々は次々にエスカレーターに乗り込んでいった。 入場口まで日陰はなく、目の前が真っ白になりそうな日光を浴びて進む。9時、10時入場の人たちが進むのを横目に、11時入場組はじっと待つ。汗が流れて顔を伝った。30分以上待ち入場ゲートへ。荷物検査の長い列を抜けて大屋根リングに向かった。 歩くことしかできない大屋根リング大屋根リングに登ると、日陰はなく直射日光があたる。歩く以外に何もできない。上段と下段の遊歩道の間にできたわずかな日陰に座り込む人が何人か見えた。 ところどころにいる警備員は炎天下に長袖と長ズボンの制服だ。20代の男性警備員に声をかけた。「暑くないですか?」「袖を折ったりしてはいけないと言われていますので」。休憩は1時間に1回で30分あるという。トイレに行って給水所で水を汲んで帰ると丁度30分だそうだ。 途中でリング内の植物を植え替えるスタッフに出会った。リングの植物は枯れているところと元気なところがあった。直射日光が強すぎてすぐに枯れてしまうのではないかと思った。植え替えをするスタッフも汗だくで、熱中症にならないかと心配だ。リングの上まで水を持ってくることが難しいのか、植物の下からちょろちょろ流れている水が見えただけ。植物に十分水が届いているのか気になった。 救護所で見たもの
ウォータープラザのショーが始まったので見に行った。炎天下でショーを見ていたらくらくらして、近くのベンチに座り込んだ。見える範囲にスタッフがいたので、「救護所を利用したいです」と言った。スタッフは上司らしいもう1人のスタッフに言いに行った。 上司らしいスタッフに症状を言うと、ヘッドセットでどこかに連絡を取る。「待合ベンチがありますが、そちらで休まれますか?」と聞かれた。筆者は「横になりたいので救護所をお願いします」と再度要望。するとまた、ヘッドセットでどこかに連絡を取った。筆者はベンチに横になって聞いていた。 スタッフは「南西の応急救護所が空いています。歩けますか?」と聞く。「歩けます」と言って、スタッフと移動した。 スタッフによれば、熱中症で救護所を利用する人はとても多いそうだ。スタッフは救護所の空き状況を把握するために、危機管理センターに連絡する。危機管理センターが救護所の空き状況を聞いてスタッフに伝えるという。スタッフは「けっこうめんどくさいんですよ」と語った。 会場南西の応急救護所は黒いプレハブの小さな建物だった。看護師4人と男性の救護員が1人いた。ベッドは3つ。問診の後、「応急救護所には医師がいないこと、20分しかいられないことについて了承してもらえますか?」と同意書を出された。サインをしてベッドに横たわる。 血圧や脈拍の測定後、氷枕を当てて看護師らは去っていった。 筆者が帰る少し前には、10代の男性が脱水症状で救護所を希望しているという無線が入った。 救護所を出たあと、パビリオンに入ろうかと思ったが、どこも長い行列だった。大屋根リングの下に避難する人々が団扇を仰ぎながら座っていた。「暑さ対策」に取り組んでいるという万博協会の言葉は絵空事だった。 Created by staff01. Last modified on 2025-08-13 16:38:56 Copyright: Default |