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LNJ Logo フィールドワーククラブ案内(6/1) : 東大本郷キャンパス・悪人銅像めぐり
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●第4回レイバーネット・フィールドワーク【2025初夏】
東大本郷キャンパス・悪人銅像めぐりー植民地主義・レイシズム・アイヌ民族差別ー

6月1日(日) 14:00〜16:00 (東大本郷キャンパス赤門前集合)参加費=1000円  定員=20名(申込み受付中)

 この国の学問研究の底流には植民地主義・レイシズムがあります。東京大学は戦前の帝国大学時代、アイヌモシリ(北海道)の人たちを差別的な視点から「研究対象」としました。

 東大アカデミズムの象徴的人物が「日本人類学の祖」と称される、医学部教授・小金井良精(こがねいよしきよ)です(写真上)。

 彼は19世紀末、アイヌ民族の墓を盗掘し、人骨や副葬品を大学に持ち帰りました。「泥棒」です。近年、遺骨の多くは合同慰霊施設ウポポイに移管されましたが、本来埋葬されていた集落に返還されるべきものです。また、その遺骨に関する管轄権は依然東大にある、としています。小金井の銅像は今も医学部の校舎内に鎮座しています。

 アイヌの人たちが、アイヌコタン(故郷の村)への遺骨の返還を求めても、東大は不誠実な態度に終始しています。東大に限らず、旧帝国大学(=北大や京大など)は、植民地主義・レイシズムに裏打ちされた自らの「学問」の歴史に対する認知・反省が欠如しているがゆえに、一方的に「研究対象」にされ、尊厳を奪われた人たち(アイヌや琉球人)に謝罪することができないのです。

 今回は、そのような、大学における民族差別の歴史を振り返るために、アイヌ民族問題の研究者を中心に「悪人銅像ツアー」を企画しました。東大本郷キャンパスに銅像としてその姿をとどめるレイシストたちの「業績」を、像を巡りながら紹介します。

 当日は日曜日のため、残念ながら博物館への入場ができませんが、視覚資料を使いながら、同館展示の差別性についてもお話しします。

 ルートの中に一部、階段があります。車椅子ユーザーの方、歩行がご不自由な方は、アクセスのしかたを共に考えますので、事前にご連絡ください。当日にお申し出いただいても、対応について配慮いたします。また、音声は日本語が中心的に使われますが、情報保障についても考慮しますので、事前にご連絡いただくか、当日お声がけください。

 質疑応答、意見交換の時間もとります。植民地主義・レイシズムは今日的問題です。共に考えましょう。ツアー後は懇親会も予定しています…ご参加、お待ちしています!

●参加申込、お問い合わせ、事前相談は、レイバーネット事務局・那須まで
→TEL 080 5069 8521 nskn521@ezweb.ne.jpネットの申込みフォーム


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