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東海第二原発の再稼働を許さない!〜首都圏大集会に700人

「東海第二原発の再稼働を許さない」首都圏大集会が11月18日、千代田区日本教育会館で開かれました。会場には700名が集まりました。原発のトラブル頻発、ずさん管理で問題満載の東海第二原発は、30km圏内に92万人が住んでいます。事故が起きれば首都圏まで壊滅的な打撃を受けます。44年ものの老功原発の再稼働は許せません。小出裕章さん(元京大原子炉実験所助教)が冒頭の講演をしていただきました。(報告=宮川敏一)

【講演】
●国と電力会社の原子力方針は、「嘘で固められた原子力政策」です。その正体は原子力マフィアそのものです。東海第二原発の再稼働は絶対に認められません。

◆そもそも原発は機械です。機械に完全はなく、人が動かし、人が加わればミスも起きます。人が操作すれば、、誤りも生まれます。原発はダメです。地球に大きな地震の道が3本あります。M7以上の地震を起こしています。日本はその道の上にあります。世界の地震発生は日本が20%です。日本には原発建設など、できる所はないのです。ひとたび事故が起きると想定外と責任を取らず逃亡します。辛いのは災害弱者です。福島第一原発事故で、15万人が強制避難され、住まいを追い出されました。軽々に言えないほどに悲惨で、突然の強制避難は、ペットや家畜も動物を捨てろと強制されました。

■福島第一原発の事故も忘れて、箱物施設の建設を進めます。事故の教訓など無視をします。危険なことは全部やめるべき。どんなに被害が起きても、責任が問われない。儲かるからと原子力マフィアは原子力を手放しません。

◆福島第一原発事故で宣言された「原子力緊急事態宣」はいまだに解除されずにます。電力事情の逼迫を宣伝して電力不足を煽ります。二酸化炭素が温暖化だと短絡的に言うのは誤りです。歴代の権力者は「教育とマスコミ支配」で、庶民をコントロールします。 日本の原発は40年が限度だろうと 設計しています。あらゆる原発の部品までが40年の耐震性を想定しています。それを安易に10年、20年延長する。安易すぎます。福島事故までは、原発に事故は起きないと神話をつくりました。事故が起きても避難はできる。そして、福島第一原発事故が発生しました。想定外で逃げだしました。原発を廃止することで、日本原電等の収入がなくなるからと国が支援する。日本電源は、東海第二原発の再稼働が経営再建の命綱にしています。人の命を考えません。膨大な防潮堤等の建設も税金で作ります。底なしに原子力に金が流れます。東電が使い日本電源が税金を使い続けます。原発に反対しましょう。

◆この後も原発反対する団体、裁判訴訟をする原告の皆さんから報告が続きました。

◆集会閉会後は、神田神保町をデモ行進しました。参加者は700名。


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