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韓国ワイパー労組争議が解決〜「社会的雇用基金」設立で合意


*労使合意書の調印式

尾澤邦子です。

 愛知県刈谷市にある株式会社「デンソー」に対し、会社清算の撤回と雇用を求めて3回 にわたる日本への遠征闘争をおこなってきた韓国の子会社「韓国ワイパー」労組が、8月1 1日労使で合意しました。そして16日「社会的雇用基金運営合意書」の調印式を行いまし た。

 闘争経緯については、第3次遠征闘争の今年6月に行った、チェ・ユンミ分会長(写真上)へのイン タビューをもとに、ビデオを作成しましたので、ご覧ください。

https://youtu.be/4ABnB3doTwA(14分)

 韓国ワイパー労組は、雇用労働部安山支庁の仲介により、デンソーコリア、デンソーワ イパーシステムズとの協議で、労働者側の要求を具体化してきました。

 合意した「社会的雇用基金」は、韓国ワイパー組合員のための再雇用支援事業、社会的 雇用弱者のための雇用安定支援事業、運営費などに使われます。

 会社清算を撤回させることはできませんでしたが、チェ・ユンミ分会長は「分会を維持 することを組合員総会で決定した。解雇される組合員に対する支援の在り方が、単なる金 銭解決では終わらない社会的雇用安定網を構築する道を作り出した。意味のあることだと 思う」と話しています。また、日本への遠征闘争が解決への大きな力になったと、支援し てくれた日本のみなさんに心から感謝すると連絡があったとのことです。

 ご支援、ご協力、ありがとうございました。


Created by staff01. Last modified on 2023-08-22 15:13:42 Copyright: Default

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